現代自動車の販売台数倍増…半導体不足で「ポーター」生産中断

現代自動車の販売台数倍増…半導体不足で「ポーター」生産中断

 現代・起亜自動車の先月の全世界における販売台数が前年同期に比べ倍増した。しかし、新型コロナウイルスの影響で前年同月の販売が落ち込んだことによる反動という側面が大きく、最近の半導体供給不足で今後の見通しも暗い。

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 現代自は3日、4月の全世界での販売台数が前同月比106%増の34万5777台だったと発表した。国内販売は1.2%減の7万219台だったが、海外販売が185.1%増の27万5558台と好調だったためだ。同社関係者は「昨年4月にはコロナ大流行の影響で海外の大部分の地域で生産・販売が不振だったが、最近北米を中心に販売回復が見られるようになり、実績が急回復した」と説明した。起亜自の販売台数も78.0%増の24万9734台と好調だった。国内販売の伸び(1.5%増)に比べ、海外販売の伸び(120.9%増)が目立った。

 しかし、最近の半導体供給不足で今後の見通しは暗い。現代自は4月にコナ、アイオニック5など販売量が少ないモデルの生産が影響を受けたが、5月からはベストセラーの一角である商用車ポーターの生産が減少するとみられる。現代自は3日、蔚山第4工場のポーター生産ラインを5日から7日まで休止すると発表した。起亜自も5月に一部生産スケジュールを調整する見通しだ。

 残る韓国の自動車メーカー3社は半導体供給不足の影響で4月の販売台数が大幅に減少した。韓国GM(2万1455台)は25.4%減、ルノーサムスン(9344台)は28.6%減、双竜自動車(4381台)は35.7%減だった。韓国GMはと双竜自は半導体部品不足で工場稼働を一時中断した。ルノーサムスンは最近の労組によるストライキなど労使対立の激化で生産が大きな打撃を受けた。

尹炯準(ユン・ヒョンジュン)記者
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