2019年にグループ名を「オリジナル・コリアン(Original Korean)」の略「OK」に変更した。社員からの公募で、自身の息子の名前を「チェ・ソン」(韓国語で「最善」と同じ発音)、娘の名前を「チェ・ダヘ」(韓国語で「尽くす」と同じ発音)とした。「最善を尽くして」という意味だった。「国富を流出させる」と言われるのが嫌で、19年間で会社の利益に対して配当を一度も受け取らずに会社にためた。年俸もグループ32人の役員の中で最も低い。公示基準である5億ウォン(約4800万円)にも及ばず、公開されたことがないほどだ。
会社は資産15兆ウォン(約1兆4500億円)、関連会社20社以上という金融グループになった。このほどアジアの小売金融撤退を明らかにしたシティバンクのタイ・オーストラリア部門の買収にも関心を持っている。
1946年に大阪で開校したOKISは、1961年に韓国政府の認可を受けた。世界に34校ある在外韓国学校の中で最も歴史が長い。崔会長は2019年、在日韓国人の知人の言葉で同校の理事長を引き受けた。
崔会長は今年2月、大韓ラグビー協会の会長に就任し、新たな挑戦を始めた。1923年に韓国にラグビーが導入されてから98年を経て五輪本選に進出した韓国代表チームを率い、初メダルに挑戦するのだ。先月、東京五輪大韓民国選手団団長にもなった。崔会長は日本で高校・大学時代に7年間、ラグビー選手をしていた。最前列で相手と激しくぶつかり、ボールを守る「フォワード」だった。肋骨(ろっこつ)だけで3回折るなど、骨折は8回もしている。崔会長は傷を指して、「私だけの大切な宝物」と誇らしげに語った。
崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者