「インド中産階級2億人の家に韓国家電が一つはある」

 専門家は「韓国大企業の製造業能力とインドのソフトウエア人材の能力が結び付けば、大きな相乗効果が生まれる」と指摘した。インド版シリコンバレーである南部ベンガルールにはサムスン電子の研究所がある。サムスンはそこでスマートフォン「ギャラクシー」のカメラをはじめ、重要技術を研究している。申鳳吉(シン・ボンギル)駐インド大使は「ベンガルールのサムスン電子研究所はCEOを含め、5000人いる研究員の大部分がインド人だ」とし、「多くの韓国企業はインド現地のIT人材を活用すべきだ」と述べた。クラウド企業ベスピン・グローバルのイ・ハンジュ代表は「米中が互いの製品を利用しない時代に突入し、韓国とインドの役割が高まっている。インドのIT人材が開発したソフトウエアを全世界の韓国大企業の工場で使用すれば、大きな市場が生まれる」と予測した。

 パネラーらは製造業以外に両国が経済的に協力可能な分野として、ワクチン、防衛産業、ゲーム、環境の各分野を挙げた。野党国民の力の崔炯斗(チェ・ヒョンドゥ)国会議員は「製薬産業が強い韓国とインドはいずれも世界のワクチン製造ハブに生まれ変わることができる」と指摘。インドのスレシュ・プラブ前商工相は「インドは現在90ギガワット規模の再生可能エネルギー発電設備を2030年までに5倍以上に強化するため努力している。50年までにカーボンニュートラルを達成することを目標とする韓国とクリーンエネルギー分野で大規模な投資・協力が可能と見込まれる」と述べた。

■韓国の消費者が好む電気自動車1位は現代自…テスラ抜く

チャン・ヒョンテ記者
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