「中国におじけづき、惰弱な韓国の政治家たち…困難の末に勝ち取った自由と独立を守れるか」(3/3)

■「中国共産党は韓国の反日感情を激化させるため積極的に動いている」

-中国は最近、韓国の文化と歴史まで攻撃している。

「固有の歴史と文化を持つ韓国に対し、中国は映画やテレビ産業にまで巧みに影響力を行使している。北京は中国人投資家と中国市場を餌にして韓国関連のストーリーを検閲し、中国と中国共産党を見つめる世界の認識を変えようと宣伝で対抗し、歴史を歪曲(わいきょく)している」

-韓国国内の反日感情は熱いが、反中感情は極めて弱い。

「韓国人は、現在の中国のウイグル人権弾圧のような犯罪行為には鈍感で、70年以上も前の過去の戦争犯罪には極めて敏感だ。驚かされる。だが真実は、北東アジアを支配しようとする中国の野望をけん制できる韓国の同盟は日本だという点だ。CCPは韓国国内の反日感情を激化(intensify)させるため、積極的に動いている。韓国国内の反日民族主義団体の一部はCCPのコントロールを受けている」

-著書の出版は大変だったと聞いている。

「そうだ。オーストラリアの有力政治家らが中国の政治資金を受け取っているのを見て衝撃を受け、2016年11月に執筆を始めた。翌年10月に完成した原稿を出版社に送ったが、私の本を8冊も出した出版社が、中国の報復を恐れて作業を拒否した。幸い、メルボルンの勇気ある小さな出版社が引き受けて、本を出すことができた。もし私がオーストラリアにおける米国の静かな侵攻についての本を書いていたら、果たしてオーストラリアの出版社はワシントンからの報復を恐れて出版作業を拒否しただろうか。そんなことは絶対に考えなかっただろう。それが『自由』を認める米国と、そうではない中国の根本的な差異だ」

宋義達(ソン・ウィダル)先任記者
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