中国の中産階級もこれは我慢ならない…習近平政権の学習塾禁止に反旗

 中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」でも露骨に政府の政策を批判する書き込みが少なくない。あるネットユーザーは「金持ちは今も月に4万元をかけて家庭教師を雇うが、一般人はどうするのか。結局講師の質が不透明な闇市場に殺到することになる」と嘆いた。別のネットユーザーは「ピラミッドの最上位にいる人がエリート教育を享受し、低所得層の子どもたちを安価な労働力として使おうとしている」と批判した。

 中国政府は民間教育の抑制を通じ、保護者の教育費負担を軽減し、出生率を引き上げると説明した。しかし、中国の親たちの教育熱は高く、親に塾や習い事に通わせられる子どもは「鶏娃(ジーワー)」と呼ばれる。まるでニワトリの生き血を注射して元気を注入する民間療法のように、懸命に塾通いする様子を指す流行語だ。中国では塾通いがすっかり定着しており、今回のような政策を講じても、結局は「鶏娃」の親たちによる競争を引き起こすだけではないかと懸念されている。2017年の大手銀行HSBCによる調査によれば、中国の保護者で塾通いをさせているか、過去にさせていたと答えた人は93%に達し、世界平均(63%)に比べ30ポイントも高かった。

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北京=パク・スチャン特派員
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