菅首相の「1年天下」

突然の自民党総裁選挙不出馬表明…感染者が急増し支持率急落

 日本の菅義偉首相が3日、自民党の次期総裁選挙に出馬しない意向を突然表明した。昨年9月に健康上の理由により任期途中で辞任した安倍晋三・前首相の後を次いで首相となってから丁度1年だ。これに伴い今月末に行われる自民党の次期総裁選挙で当選する人物が新しい首相に就任する見通しとなった。

 菅首相はこの日午前、自民党の臨時役員会で「総裁選挙に立候補しない」との考えを表明した。菅首相は午後1時ごろ、首相官邸に待機していた記者団に「新型コロナ対策と自民党総裁選挙は両立が難しいと判断し、どちらか一方を選択しなければならなくなった」とした上で「国民の皆様に何度も約束申し上げた通り、コロナの感染拡大を防止することに全力を尽くすことを決めた」と述べた。

■世界競争力ランキング10位は米国、中国20位、韓国23位、日本は?

 菅首相はこれまでの1年間、支持率の下落に頭を痛め苦戦してきた。最近の内閣支持率は「政権維持の最低ライン」とされる30%をも下回っている。コロナの感染者が引き続き増加したことについても、東京オリンピックを強行したことで国民の不満が爆発寸前となり、またオリンピック閉会後はコロナの感染者が手をつけられないほど急増したことで「医療崩壊」まで叫ばれていた。

 自民党総裁選挙の投票権を持つ国会議員の間では「菅首相の下では秋に予定されている衆議院選挙に戦えない」という危機感が高まっていた。自民党内における首相の影響力も大きく低下した。この日の突然の総裁選挙不出馬表明についても「出馬しても勝算はない」との判断が作用したようだ。菅首相の自民党総裁としての任期は今月30日に満了する。自民党の次期総裁選挙は予定通り17日告示、29日に投開票が行われる。

東京=チェ・ウンギョン特派員
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい