「校内暴力」双子姉妹、韓国バレーボール協会がギリシャ移籍に反対すれば訴訟起こす構えだった

「校内暴力」双子姉妹、韓国バレーボール協会がギリシャ移籍に反対すれば訴訟起こす構えだった

 校内暴力疑惑により韓国で活動できなくなるや、ギリシャのバレーボール女子リーグに移籍した双子のイ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹が、移籍の過程で国際移籍同意書(ITC)の発給を拒否した韓国バレーボール協会(以下、協会)を相手取り法的措置を検討していたことが確認された。

■韓国人が選ぶ、最高のスポーツ選手1位は?

 1日、国会文化体育観光委員会所属のイ・チェイク議員(国民の力、蔚山南区甲選挙区)が協会から提出を受けて公開した資料によると、イ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹の法律代理人を務めた法務法人・世宗は先月8日、協会にITC発給拒否に抗議する公文書を送っていたという。

 ギリシャのバレーボール女子チーム「PAOKテッサロニキ」は当時、協会にイ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹のITC発給を要請したが、協会は拒否している状況だった。

 世宗側は公文書で、「協会のITC発給拒否は両選手の校内暴力疑惑によるものだが、十数年前の確認もされていないことを理由に過度に不利益を与えるのは不当だ」「両選手は不当性を明らかにするため法的措置を真剣に検討している」と述べた。

 協会は最後までITC発給を拒否したが、国際バレーボール連盟(FIVB)が先月29日、職権により両選手のITCを承認した。

 これにより、イ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹は国外エージェンシーを通じて契約したギリシャPAOKテッサロニキで新たなスタートを切る。ギリシャ・リーグは今月9日に2021-22シーズンの幕を開ける。

 一方、文化体育観光部の黄熙(ファン・ヒ)長官は同日、国会で行われた同部の国政監査でイ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹の国内復帰の可能性を問うイ・チェイク議員の質問に、「政府の立場から選手個人に対する制裁は難しい」と言いながらも、「イ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹の国内復帰は(国民感情の上では)不可能な状況だ」と答えた。

キム・ミョンイル記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 「校内暴力」双子姉妹、韓国バレーボール協会がギリシャ移籍に反対すれば訴訟起こす構えだった

right

あわせて読みたい