韓国馬事会に所属する競走馬・ニックスゴー(Knicks Go)が11月6日(現地時間)、「競馬のオリンピック」と呼ばれる米ブリーダーズカップ・クラシックで優勝した。ブリーダーズカップ・クラシックの賞金は600万ドル(約6億8500万円)だ。
GIを5勝したニックスゴーは韓国馬事会が開発したニックスパターンによる競走馬選抜技術に基づき、2017年に米国のオークションで購入した競走馬だ。
2018年にデビュー、同年のブリーダーズフューチュリティステークスで優勝し、2020年のブリーダーズカップG1レースに続き、今年はペガサスワールドカップでも優勝し、世界的な競走馬に成長した。通算成績は24戦10勝。
今年10月に米ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場で行われた3歳以上の1800メートルレース、米ルーカスクラシックステークス(G3)では4馬身(9.6メートル)差で優勝。ニックスゴーに騎乗したジョエル・ロザリオ騎手は「ニックスゴーの競争馬対応能力を見るため、せかさずに走行を任せた。ニックスゴーは4コーナーで一息つきながら体力を温存していたが、直線で爆発的にスパートし、世界トップクラスの競走馬にふさわしい巧みさを見せた」とレースを振り返った。