スリップ事故車両収拾で二次災害、外国人労働者5人死傷 /牙山

 忠清南道牙山市で道路が凍結、スリップ事故を起こした車両の収拾に当たっていた外国人労働者5人が二次災害に遭って3人が死亡、2人が負傷した。このうち4人は仕事帰りに事故車両を発見、手伝うために道路に出て被害に遭った。

 忠清南道牙山警察署が28日に明らかにしたところによると、27日午後8時27分ごろ、牙山市内の仁州産業団地交差点に近い片道2車線道路で、フィリピン国籍のAさん(45)が運転していた1トントラックが路面凍結でスリップしたという。事故時、牙山地域は氷点下2℃で、積雪が1.8センチメートルという状況だった。

 後ろを走っていたスポーツタイプ多目的車(SUV)に乗っていた4人は、トラックがスリップして道路を対角線にふさいでいるのを発見、乗っていた車を路肩に止めて道に出た。全員が外国人労働者で、トラックの運転席に近づき、Aさんの事故の収拾を手伝った。

 この時、後ろから近づいてきたもう1台のSUVがスリップして、トラックの助手席側の側面に突っ込んだ。事故の衝撃で押されたトラックは、反対側に立っていたAさんら5人を襲った。この事故でトラック運転手のAさんが即死した。Aさんを助けようとしていたカザフスタン国籍の39歳男性とウズベキスタン国籍の45歳男性は病院に搬送されたが息を引き取った。ロシア国籍のほかの2人は負傷し、病院で治療を受けている。

 Aさんも、助けようとした4人も、仕事を終えて帰宅する途中だった。Aさんは地元のプラスチック製造会社に勤務しており、ほかの4人は日雇い労働者で、面識はなかったという。Aさんが勤務していた製造会社の関係者は「Aさんは仕事を終えて会社の車で帰宅する途中に事故が起きた」「3-4年間まじめに働き、周囲の社員たちとも親しくしていたが、事故の話を聞いてみんな悲しんでいる」と語った。

 警察関係者は「事故当時、暗かった上に路面が凍結していて事故が相次いで起こったものと見られる」「突っ込んできた運転手や負傷した被害者らを対象に、詳しい事故の経緯を調べている」と述べた。

キム・ソクモ記者

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