新大久保駅事故から21年、日本で李秀賢さん追悼行事

新大久保駅事故から21年、日本で李秀賢さん追悼行事

 「李秀賢さんが示した勇気と犠牲は、暗い夜に輝く星のように私たちに寄り添い、私たちが進む方向を教えてくれています」

 東京都内にあるJR山手線新大久保駅の線路に酔って転落した乗客を救おうとして命を落とした「新大久保駅の義人」李秀賢(イ・スヒョン)さんと関根史郎さんの追悼行事が26日午後、同駅で行われた。2001年1月25日午後7時15分、東京都内の日本語学校で語学研修中だった高麗大学生・李秀賢さんは、新大久保駅の線路に酔って転落した乗客を見て、身を投げ打って救おうとし、列車にはねられて亡くなった。カメラマンだった関根さんも李秀賢さんと一緒に転落した乗客を救出しようとして犠牲になった。

 今年の追悼行事は新型コロナウイルス感染拡大のため小さな規模での開催となった。姜昌一(カン・チャンイル)駐日韓国大使、鹿取克章LSHアジア奨学会会長、キム・ギュファン新宿韓国商人連合会会長、新井時賛赤門会日本語学校理事長が2人の犠牲者をたたえる新大久保駅の追悼プレートに菊の花をささげた。李秀賢さんの母・辛潤賛(シン・ユンチャン)さんはビデオメッセージで、「新型コロナで大変な時期にもかかわらず、韓日両国の友好を切実に望んでいた息子・秀賢の遺志を受け継いでいくことに賛同してくださり、感謝申し上げます」と語った。

東京=崔銀京(チェ・ウンギョン)特派員

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