女子フィギュア韓国代表の劉永・金芸林、そろってトップ10入り

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 フィギュアスケート女子韓国代表の劉永(ユ・ヨン、17)と金芸林(キム・イェリム、19)がショートプログラム(SP)でそろって「トップ10入り」した。韓国のフィギュア選手2人がSPでそろって10位以内に入ったのは初めてだ。

 劉永は15日、中国・北京市内の首都体育館で行われた北京冬季五輪フィギュアスケート女子シングルSPで、技術点(TES)36.80点、演技構成点(PCS)33.54点の合計70.34点を出した。

 劉永は女子シングル全30人のうち27番目にリンクに立ち、ルドビコ・エイナウディのネオ・クラシック曲『Whirling Winds』に合わせてゆっくり演技を始めた。劉永は最初の高難度技であるトリプルアクセルで転倒しなかった。着地が不安定で減点されたものの、3回転半する高難度ジャンプのトリプルアクセルは韓国国内で劉永だけができる技で、世界的に見ても完ぺきに成功させることのできる選手は多くない。

 続いて、トリプルルッツ+トリプルトウループのコンビネーションと、トリプルフリップまで3つのジャンプ要素でも大きなミスがなかった。フライングキャメルスピン、レイバックスピン、ステップシークエンスなどジャンプ以外の要素も華麗にこなして演技を終えた。

 金芸林はSPで9位になった。技術点(TES)35.27点、演技構成点(PCS)32.51点で、合計67.78点を出した。

 金芸林の技は配点が大きくないため、上位に入るにはミスなく終えることが必要だったが、小さなミスを除き、無事演技を終えた。金芸林はフランツ・リストのクラシック曲『愛の夢』に合わせて演技した。最初の課題である連続3回転ジャンプ(トリプルルッツ+トリプルトウループのコンビネーション)でトリプルルッツをミスした。次のダブルアクセル(2回転半)は安定していたが、トリプルフリップは回転不足になった。そして、チェンジフット・コンビネーションスピン、フライングキャメルスピンなどを披露して演技を終えた。

 フィギュア女子シングルは同日のSPと、17日に行われるフリーの点数を合計して順位を決める。25位以内に入った選手がフリーに進める。

北京=イ・ヨンビン記者

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