佐渡金山巡る対立が歴史戦? 「おかしな振る舞い」=韓国大使

【東京聯合ニュース】韓国の姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使は23日、日本による植民地時代に朝鮮人が強制労働させられた「佐渡島の金山」(新潟県)を巡る韓国と日本の認識の隔たりについて日本側が「歴史戦」と規定したことに対し、「おかしな振る舞いだ」との見解を示した。

 姜氏はこの日、東京の在日韓国大使館に設けられた大統領選(3月9日投開票)の在外投票所で投票を終えた後、聯合ニュースの記者に対し「日本で数日前に歴史戦という用語を使っているのを見た。(中略)加害者が被害者に歴史戦をしようというのは話にならない」と批判した。

 また、日本が世界文化遺産登録に向けて佐渡島の金山を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦したことについては、相談もせずに一方的に決定したのは非常識だとして「でたらめなことが起こっており、胸が苦しい」と述べた。

 韓国が佐渡島の金山のユネスコへの推薦に反対したことに対し、安倍晋三元首相がSNS(交流サイト)に「歴史戦を挑まれている以上、避けることはできない」と投稿するなど一部の政治家が強硬な対応を取っている。NHKも佐渡島の金山を巡る韓日の対立を「歴史戦」と表現した。

 姜氏はユネスコの審査は容易に進まないだろうとの見通しを示し、韓国が佐渡島の金山の歴史に関する一次資料を多く集めて対応しなければならないと述べた。

 ソウル大を経て東京大で東洋史学を学び、博士号を取得した姜氏は、個人的にも資料を集めているとして、大使館の職員に対し日本の主張に論理的に対応するよう指示していると説明した。

 日本政府は佐渡島の金山の世界文化遺産登録の推進を決定し、今月1日にユネスコに推薦書を提出した。

 日本政府の関係者によると、推薦書には「16世紀から19世紀半ばにかけて(佐渡島の金山の)生産技術や生産体制などに(世界遺産としての)価値がある」という趣旨の説明が盛り込まれた。

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