近づけないほど険しい山で八日間炎上…韓国東部の山火事、過去最大・最長期間に

蔚珍郡・三陟市鎮火率依然80%…濃い煙がヘリ作業妨げる
厚い落葉の下に残り火 風吹くと再炎上
明日は雨の予報…「かなり降らなければ消えない」

 慶尚北道蔚珍郡から江原道三陟市にかけて発生した山火事など、東海(日本名:日本海)岸地域の山火事による山林被害面積が過去最大規模となった。蔚珍・三陟の山火事は11日で八日間続いていることになり、山火事の期間としても過去最長となる可能性が高い。

 中央災難(災害)安全対策本部は同日、「蔚珍・三陟の山火事と江原道江陵市・東海市の山火事の推定山林被害面積は2万4523ヘクタールに達する」と明らかにした。これは、ソウル市の面積(6万520ヘクタール)の約40%に相当する。これは、山林庁が現在と同様の体系的な山火事被害統計を開始した1986年以降の36年間で最大規模だ。これまで最大の被害は2000年の東海岸の山火事で2万3794ヘクタールだった。

 山林庁によると11日現在、蔚珍・三陟の山火事の鎮火率は80%だという。12日午前までに火が消えなければ、山火事が続いている時間も過去最長(191時間)だった東海岸の山火事を上回ることになる。

 山林当局は蔚珍郡金剛松面召光里の金剛松群落地に迫っていた火を消した後、召光里の北方・蔚珍郡と三陟市の境界地域にまたがる応峰山の鎮火に力を入れている。山林庁によると、蔚珍・三陟地域全体で上がっている火の手68キロメートルのうち、ほとんどは鎮火したが、応峰山地域の約6-7キロメートルが残っている。山林庁の崔炳巌(チェ・ビョンアム)庁長は同日、「金剛松群落地の中心地域付近の火はすべて制圧した」と語った。

 山林当局は、ヘリコプターによる作業を妨げる多くの煙と応峰山の険しい地形のため、鎮火作業に手間取っている。9日と10日の二日間で鎮火率が75%にとどまったのも、このためだ。召光里と応峰山の広い山火事地域から上がる煙が、ヘリコプターのパイロットたちの視界を遮り、鎮火作業がなかなか進まない。また、落葉がすねの高さまで積もっており、ヘリコプターが水をまいても落葉の下の残り火が完全には消せない。

 特に、標高999.7メートルの応峰山は険しくて傾斜がきつく、鎮火にあたる人々が入って作業するのが難しい。国立山林科学院の山火事・地滑り研究科キム・ソンヨン研究員は「山火事はヘリコプターが空中から水をまいた後、地上で人力により鎮火作業をしなければ消えないが、険しい地形のため連携がうまくいかない」「厚い落葉の層の下に残り火があって、風が吹くと再炎上するという状況が繰り返されている」と語った。

 大邱市と慶尚北道地域で今冬、雨が降っていないことも鎮火を難しくしている原因だ。大邱地方気象庁によると、昨年12月から今年2月までで、大邱市・慶尚北道地域の降水量は6.3ミリメートルと、1973年以降で最も少なかったという。雨が降った日数である降水日数も5.5日で、過去最少の水準だった。

 「結局、雨が降らなければ山火事は完全に消せない」という声も上がっている。山林庁によると、2000年の東海岸の山火事も8-15ミリメートル相当の雨が降ったことで鎮火したという。気象庁は13日に蔚珍で5-10ミリメートル前後の雨が降ると予報している。草堂大学消防行政学科のソン・ウォンベ教授は「雨が降ったとしても、地中の奥深くまで浸透するだけの十分な雨でなければ効果がないだろう」と話している。

蔚珍=イ・スンギュ記者、チャン・グンウク記者、パク・カンヒョン記者

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  • ▲11日、慶尚北道蔚珍郡北面の応峰山一帯では山火事により濃い白煙が吹き出していた。写真=慶尚北道消防本部
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