【3月14日付社説】世界の新型コロナ感染者の21%が韓国人、「自分で気をつけろ」という韓国政府

 11日の全世界における新型コロナウイルス感染者数は181万人だったが、韓国はそのうち21%の38万人だった。韓国の累計死亡者数は1万人を超えた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「韓国は最も成功した防疫模範国だ」と言ってきたが、今や世界が注視する新型コロナ危険国になった。そうした中でも政府は「重症者用病床は空いているから安心しろ」という言葉ばかり繰り返している。しかし、大学病院などの上級総合病院では既に重症者用病床に余裕がないと言っている。医療現場では空き病床が見つからなくてたらい回しになる重症者が少なくないという声も聞こえてくる。

 このままでは一日新規感染者がどこまで増えるのかさえ予測できない。金富謙(キム・ブギョム)首相は11日に「週間平均で一日37万人になり、ピークを迎えるだろう」と言ったが、その11日に感染者は38万人を超えた。金富謙首相は今年1月には「3万人」、先月25日には「25万人」がピークだと言ったが、そのたびに予想を外している。政府はこうした自己催眠のような楽観的展望をもとに防疫措置解除・緩和に乗り出している。検査、追跡、感染者・接触者の隔離などを解除し、飲食店の営業時間も午後11時まで許すなど、まるで防疫規制がなくなったかのようだ。感染者数の増加傾向は圧倒的な世界1位なのに、それぞれ自分で感染しないようにしろとでも言うように、防疫から手を引いてしまっているのだ。

 政府に防疫の能力がないなら、国民にせめて警戒心を植え付けなければならない。それなのに、政府は反対に「オミクロン株は毒性が弱い」「近いうちにピークに達する」と希望のメッセージを広めるのに熱を上げている。そんなことをしているうちにこの1カ月間で死亡者数は約7倍に増えた。専門家らは「一日新規感染者数が40万人を超え、死亡者数は一日300-400人に達する状況が来る可能性がある」と警告している。

 政府は今日から、専門家用の迅速抗原検査で陽性になれば、追加でPCR検査をしなくてもすぐに感染者に分類し、治療薬も処方することにした。迅速抗原検査で感染者に分類された人のうち、非感染者は5%前後いるという。一日数千から数万人が感染者でないのにもかかわらず感染者と診断される危険を甘受するということだ。非感染者に治療薬を与えてもいいのか、非感染者が感染者と同じ病室で治療を受けて感染したら「運が悪かった」と受け入れろという意味なのか、ますます納得できない政策が打ち出されている。

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  • ▲13日午後、ソウル市江南区の江南ペテロ病院選別診療所で、新型コロナ検査を受けようと並ぶ人々。写真=NEWSIS

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