尹次期大統領、米・日・英の順で首脳と電話会談…中国は後回し

今週中にオーストラリアやインド首脳との電話会談に向け調整

文大統領は米国、中国、日本、インド、ロシアの順

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は今月14日、英国のボリス・ジョンソン首相と電話会談を行い、北朝鮮の非核化やロシアによるウクライナ侵攻などの問題について積極的に協力を進めることで合意した。尹次期大統領の報道官を努める金恩慧(キム・ウンヘ)氏が15日に明らかにした。大統領選挙翌日の10日に米国のバイデン大統領、11日に日本の岸田文雄首相と電話会談を行ったのに続き、今回が3人目の外国首脳との電話会談だった。尹次期大統領の周辺によると、今週中にオーストラリアのスコット・モリス首相、インドのナレンドラ・モディ首相とも電話会談を行う方向で調整中だという。4強(米国、中国、日本、ロシア)との関係を非常に重視する韓国特有の政治風土を考慮すれば破格とも言える順序だ。

 オーストラリアとインドは米国や日本と共に中国をけん制する安保協力体「クアッド」のメンバー国だ。一方で中国の習近平・国家主席との電話会談はかなり後回しになる見通しで、ウクライナ侵攻により全世界から非難を受けているロシアのプーチン大統領との電話会談も当分は難しそうだ。政権引き継ぎ委員会の周辺では「中国による人権侵害、ロシアによるウクライナ侵攻などに対抗し、自由民主陣営の連帯を強める意味がある」との見方が語られている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は当選直後、米国→中国→日本→インド→ロシア→英国→ドイツ→オーストラリア→フランスの順に電話会談を行った。

 会談でジョンソン首相が尹次期大統領の当選を祝うと、尹次期大統領は「エリザベス2世女王が即位70周年(プラチナ・ジュビリー)を迎えることを祝う」と応じた。尹次期大統領はさらに「韓国戦争に参戦し、大韓民国を守ってくれた核心友好国の英国と緊密に疎通しながら、就任後は両国の友好協力関係をさらに発展させていくことを希望する」と述べた。

 尹次期大統領とジョンソン首相は「北朝鮮による相次ぐミサイルの試験発射により韓半島情勢が厳しくなっている」として、北朝鮮の非核化を引き出すため米国や国連安全保障理事会と協力する必要性について一致した。尹次期大統領はロシアによるウクライナ侵攻について「英国と韓国が共有する価値観に対する脅威であり、全世界の自由と民主主義に対する攻撃」という点でも一致した。金報道官が付け加えた。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい