韓国の青年、3割は非正規職で新社会人に

 韓国の青年の約6割は初任給を受け取った職場が30人未満の事業所だった。また、約3割は非正規職として社会人生活を始めていることが分かった。コンビニ、コーヒー専門店、美容室などで働くケースが多いためだ。最初の仕事の平均月給は213万ウォン(約21万3900円)だった。

 首相室傘下の国策シンクタンク、韓国青少年政策研究院が3日に発表した研究報告に掲載された内容だ。調査は昨年7-10月に全国の満18-34歳の青年2041人を対象に実施された。

 韓国の青年の約6割は初任給を受け取った職場が30人未満の事業所だった。また、約3割は非正規職として社会人生活を始めていることが分かった。コンビニ、コーヒー専門店、美容室などで働くケースが多いためだ。最初の仕事の平均月給は213万ウォン(約21万3900円)だった。

 首相室傘下の国策シンクタンク、韓国青少年政策研究院が3日に発表した研究報告に掲載された内容だ。調査は昨年7-10月に全国の満18-34歳の青年2041人を対象に実施された。

 調査によると、青年の最初の勤務先は賃金労働の場合、正規職が66.6%、非正規職が33.4%だった。

 青年の最初の職場は大半が中小企業だった。従業員数500人以上の企業は7.7%に止まった。 63.9%が30人未満の中小企業で、1-4人規模の企業も26.3%を占めた。スタートアップやベンチャー企業などに就職する青年が増えているためと見られる。中小企業の青年雇用に対する政府支援も影響を与えたとみられる。

 最初の職場の週平均労働時間は41時間で、週5日基準で1日約8時間だった。1週間の労働時間は、男性(42時間)が女性(40時間)より2時間長く、月平均所得は男性(231万ウォン)が女性(194万ウォン)より37万ウォン多かった。

 高卒以下は平均44時間勤務で203万ウォン、大卒以上は42時間勤務で236万ウォンの給与を受け取った。最初の職場を含めた雇用全体で青年の月平均所得は234万6000ウォンで、希望所得(316万ウォン)を81万ウォン(26%)下回った。

 最終学校卒業後、最初の職場の勤続期間は3年未満が63.9%で最も多かった。平均勤続期間は33.3ヵ月(約2年9ヵ月)だった。最初の職場が気に入ったという回答は42.8%、気に入らなかったという回答は15.9%だった。

 「成人になったことで象徴的なことは何か」という質問に対し、回答者の35.4%が「初就職」を挙げた。 以下、「親から経済的独立」(25.2%)、「成人としての権利確保」(15.5%)、「学校卒業」(11.1%)、「結婚」(7.4%)、「出産」(0.8%)などの順だった。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

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