チョ・グク元法相、娘の入学取り消しに「尹錫悦次期大統領、これでご満足いただけたか」

 チョ・グク元法相が、釜山大学と高麗大学が娘チョ・ミンさんの入学を取り消したことについて「錐(きり)で心臓を突き刺し、皮むき器で皮膚をむくような痛みを感じる」と表現した。

 これは、チョ・グク氏が8日午前6時19分、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」に「釜山大学と高麗大学が私の娘の入学を取り消した」と投稿した後に掲載した文だ。娘のチョ・ミンさんは両校から入学取り消し通知を受け、無効確認訴訟を起こした。

 チョ・グク氏は「私の配偶者の裁判について事実と法理判断に深刻な意見の違いがあったが、その結果に承服したように、私の娘の裁判結果にも承服するだろう」としながらも、「ただし、過度な権益侵害があるかどうかについて、綿密に調べてほしいと思い、泣訴したに過ぎない」と述べた。

 チョ・グク氏はまた、「父親として、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領に『これでご満足いただけたか』と聞きたい」「『尹錫悦の検察』は私募ファンドの件で法務部長官候補者を捕まえておけなかったが、子のインターン・体験活動を問題視して引きずり下ろし、配偶者を捕まえた。その結果、子の入学は取り消された。この捜査のおかげで、尹錫悦検察総長(日本の検事総長に相当)は一躍、大統領選候補者と位置付けられた。私の家族全員の屠戮(とりく=皆殺し)を狙うはかりごとであり、それに伴う甚だしい政治的成功だった」とも述べた。

 最後に、チョ・グク氏は「尹錫悦次期大統領、検察、報道機関、国会に要請する」として、「尹錫悦大統領の任命職・高位公職者に私と私の家族と同じ基準を適用し、検証してほしい」と求めた。

キム・ソジョン記者

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