KTは月内にもAI防疫ロボットを投入する。自ら動き回り、周辺の空気や床のウイルスを殺菌する機能を備える。社内にAIロボット事業団も立ち上げた。SKテレコムは100億ウォン(約10億円)を投資したAIロボットスタートアップ企業、シーメス(CMES)と共同で物流ボックスを1時間に600個以上を処理できる「AI物流積載ロボット」を開発した。病院内の消毒作業と来院者の体温測定を行う防疫ロボット「キミ」も京畿道の一部大型病院に供給した。配達アプリ「配達の民族」を運営する優雅な兄弟たち(ウアハンヒョンジェドゥル)は、昨年末から京畿道の光教新都市にある一部団地で自動運転配達ロボット「デリドライブ」を使い、顧客宅の前までロボットが料理を配達するドアツードアのサービスを始めた。各家庭に割りてたQRコードをスキャンして注文する仕組みだ。デリドライブはモノのインターネット(IoT)で接続されている玄関のドアやエレベーターを通過することができる。
■25年にはサービス用ロボットが製造業用超え
このように最近は製造現場に必要な産業用ロボットよりも家事、ヘルスケア、ホテル・飲食店、配達などに使うサービスロボットが注目を集めている。ボストンコンサルティンググループ(BCG)は、25年以降はサービス用ロボットの市場規模が現在主軸の産業用ロボット市場を抜き去ると予想している。
世界的な5Gネットワークの拡充と共に、AI、IoT技術の普及でロボットが全ての機器とリアルタイムで連動可能になったことも一因だ。米テスラも今年の主要目標を新車発売よりAI搭載ヒューマノイドロボットに設定した。米ニュースサイトのビジネスインサイダーは「テスラは今後ロボットが電気自動車より重要になる潜在性があると判断した。これまで開発中だった新車の生産は23年に延期される可能性が高い」と伝えた。
キム・ボンギ記者