現代自・起亜が米市場で健闘…ホンダの販売40%減に対し17%減にとどまる

 世界的な部品供給不足によって米国市場でも自動車の販売台数減少が続いているが、先月の現代自・起亜の販売実績はライバル各社に比べて健闘していたことが分かった。特に起亜は米国に進出してからの累積販売台数が1000万台を突破した。

 現代自グループは4日、現代自(ジェネシスを含む)と起亜の先月の米国での販売台数が12万5770台で、前年同期比で16.7%減少したと発表した。半導体の需給ひっ迫に伴う生産減少の影響で販売台数は減ったが、ライバル社である日本のトヨタ(-22.7%)、ホンダ(-40.4%)、スバル(-25.5%)に比べると減少幅は大きくなかった。

 現代自の販売台数は6万6707台で17.5%減少した。車種別ではツーソンが1万4616台で販売台数が最も多く、次いでサンタフェ(1万1074台)、アバンテ(1万669台)の順だった。現代自初のピックアップトラック「サンタクルス」は3150台が売れ、月間最多販売台数を記録した。現代自の全体販売台数は減少したが、高級車ブランド「ジェネシス」の販売台数は53.0%増の5039台だった。

 起亜の販売台数も15.8%減の5万9063台だった。先月、最も売れた起亜のモデルはスポーテージで1万1380台、次いでK3が9798台、テルライドが8233台だった。起亜は1993年に米国に進出し、先月で累積販売台数が1000万台を超えた。

 合計販売台数は減少したが、電気自動車(EV)の販売は大きく伸びた。現代自・起亜は先月、米国でEVを1万4197台販売したが、これは前年同期比で78.2%増加している。現代自は47.6%増の7409台、起亜は130.3%増の6778台だった。現代自のアイオニック5は2677台、起亜のEV6は2632台だった。

ヨン・ソンオク記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい