【5月27日付社説】韓日慰安婦合意の内容を知っていたのに伏せた尹美香、偽善の飾りはこれだけなのか

 韓国外交部(省に相当)が2015年韓日慰安婦合意の当時、正義記憶連帯(正義連)の尹美香(ユン・ミヒャン)常任代表(現在は無所属議員)と数回にわたって会い、合意内容をあらかじめ教えていたという内容を含む文書が公開された。弁護士の集まりである「韓弁」が情報公開請求訴訟で入手した4件の外交文書を見ると、韓国外交部(省に相当)は慰安婦合意発表の9カ月前から少なくとも4回にわたって、尹代表に交渉の内容を教えていた。特に、発表前日には「対外保安」を前提として「日本政府の責任痛感、首相直接の謝罪・反省表明、10億円水準の日本政府予算拠出」などを説明した。慰安婦合意の「核心内容」だ。

 ところが、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんは「尹美香は合意の内容を私たちに教えてくれなかった」と主張した。「10億円が日本から入ってくるのを、尹美香だけが知っていた」とも発言した。尹議員は外交部の事前説明を聞いても、被害者には知らせていなかったのだ。尹議員は「少女像撤去、不可逆的解決、10億円拠出などが抜けたまま聞いた」と釈明した。「核心内容」は聞いていなかったというのだ。しかし外交部の文書には「10億円拠出」を伝えたと明示されている。当時、合意の核心は「日本政府の予算で10億円を拠出して日本の責任をはっきりさせる」というものだった。ところが尹議員は核心内容を隠し、うそまでついたのだ。

 尹美香・正義連代表は慰安婦合意の発表を強く非難した。その「功績」が認められて民主党比例代表議員にもなった。ところが、慰安婦被害者のおばあさんたちのために使うべきお金1億ウォン(約1000万円)を私的に使った疑いが発覚し、裁判にかけられた。後援金でカルビを買って食べ、マッサージを受け、速度違反の反則金も払っていた。こんな破廉恥な事件でも、起訴されてから13カ月を経てようやく裁判が開かれた。不動産を巡る不正疑惑まで浮上したが、民主党は尹氏を離党させただけで議員ポストは維持してやった。尹氏は今も議員バッジを付けている。

 文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は就任直後、慰安婦合意について「重大な欠陥が確認された」「新たに交渉を行うべき」として事実上合意を破棄した。任期中ずっと「反日駆り立て」を国内政治に利用した。そうしておいて昨年1月、突如「(慰安婦合意は)両国政府間の公式合意だったという事実を認める」と一夜にして立場を180度変えた。本当に恥ずかしいことだ。

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  • ▲「韓半島の人権と統一のための弁護士会」(韓弁)が26日に公開した、2015年慰安婦合意関連の韓国外交部と尹美香・挺(てい)対協代表(当時)の面談内容。/写真=韓弁

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