BTS、ビルボード1位だけで6曲…歌で世界征服した「韓流の心臓」

BTSの輝かしい成功…血・汗・涙の9年間

 新型コロナウイルスの流行が始まった2020年、ついにBTSは『Dynamite(ダイナマイト)』で最後に残っていたビルボードシングル1位を取った。新型コロナの世界的流行による憂うつな気分をスッキリ洗い流してくれるエキサイティングなディスコ風ナンバーで、初の英語歌詞による歌で世界のトップに立ったのだ。その直後の2カ月後、彼らは『Life Goes On(ライフ・ゴーズ・オン)』で韓国語歌詞の歌でもビルボード1位を獲得した。 「誰もがつらく、疲れている時、心を癒し、休ませ、克服できる勇気をくれることこそ、芸術の癒しの力だ。そういう意味でBTSもまた別の成長を見せた」(イ・ギュタク教授)という評もあった。ビルボードシングルチャート1位を6回、アルバムチャート1位は5回。BTSはビルボードチャートの二大主軸であるこの2部門を席巻した最初の韓国人歌手だ。これまで韓国国内でのディスク累計売上枚数だけで3278万枚。正確な統計はないが、世界では7250万枚に達するという推計もある。

 そしてBTSは米ポピュラー音楽界の3大授賞式と呼ばれているビルボード・ミュージック・アワード、アメリカン・ミュージック・アワード、グラミー賞の授賞式にも挑んだ。2017年のビルボード・ミュージック・アワードで「トップ・ソーシャル・アーティスト賞」を受賞したのを皮切りに、2021年に4冠、今年も3冠と、6年連続で受賞という記録を作った。アメリカン・ミュージック・アワードでも2018年に「フェイバリット・ソーシャル・アーティスト賞」受賞を皮切りに、2019年に3冠、2020年に2冠、2021年に3冠と4年連続で受賞している。

 最後に残ったグラミー賞は、まだBTSが受賞できていない唯一の賞となっている。彼らは2019年にプレゼンターとして出席したのをきっかけに、2021年と2022年に2年連続で「トップポップデュオ/グループパフォーマンス」部門にノミネートされたが、受賞はならなかった。BTSは2018年、2020年、昨年の3回、国連で演説し、先日はジョー・バイデン米大統領の招待でホワイトハウスを訪問した。K-POPを越えて韓流の象徴となったのだ。今年の活動一時休止宣言でBTSは新たな岐路に立つことになった。

金性鉉(キム・ソンヒョン)記者

【図】数字で見るBTS

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