なぜポケモンに熱狂するのか? 答えは「スローガン」にある

ポケモンパン、雨傘、コスメ用品の容器、スマホのアクセサリーまで販売
ゲームに出てくるポケモンを全て捕まえるように、多様な製品を集めることで面白みを実感

■「ポケモンゲットだぜ!」というスローガンに答えがある

 復古ブームで人気を集める商品は、ポケモンのほかにも数多くある。だがポケモンのように、持続的に大規模な人気を集めるコンテンツはまれだ。昨年発売25周年を迎えたポケモンの根強い人気について、専門家らは、何よりポケモンを「集める」というゲームの基本構造が大きな役割を果たしている、と分析した。マーケティング・ブランド専門家の李侑載(イ・ユジェ)ソウル大学経営学科教授は「最近の消費トレンドは、多様な対象や経験を収集し、展示する『コレクト(collect、収集する)』消費であって、さまざまなポケモンを捕獲することが目的のポケモンゲームは、こうした消費トレンドにぴったり合っている」と語った。

 1996年にビデオゲームとして発売されたポケットモンスターのスローガンは「ポケモンゲットだぜ!(Gotta catch’em all!)」だ。その言葉の通り、ポケモンゲームの目標の一つは、ゲームに登場するポケモンを全てゲットすること。各シリーズで100-200種類のポケモンがゲームに登場し、プレーヤーはこれらのポケモンを捕獲する過程で面白さを感じる。だから、それぞれ違うポケモンが印刷されたステッカー・カードを集めるのも、同じように大きな人気を得ることになるのだ。英国フィナンシャル・タイムズ紙は昨年2月、ポケモンカードのブームを取り上げた記事で「何かを集めるという行為には、人を没頭させる要素がある」と分析した。

 マーケティングもポケモン人気に大きな役割を果たした。1996年にビデオゲームとして初めてリリースされた当時からアニメーション制作を念頭に置き、「ピカチュウ」のようなかわいらしいキャラクターを前面に押し出した。別途の法人まで立ち上げてアニメーションや各種商品を制作しつつ、キャラクターの著作権を管理した。株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏は、ポケモン人気の秘訣(ひけつ)について「ポケモン専門の会社を作るなど、ブランドを特化したから」だとし「アイドルの芸能事務所ではないが、ポケモンという対象をどのように育成すれば面白いかを考えた」と語った。

イ・ギウ記者

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