入国前後で2回PCR検査、韓国など8カ国・地域のみ…旅行客から不満噴出

入国前後で2回PCR検査、韓国など8カ国・地域のみ…旅行客から不満噴出


 新型コロナウイルス感染症のエンデミック(風土病)移行で国際線利用が広がっているが、防疫当局が入国前後のPCR検査など新型コロナ検査義務を維持しているため、海外旅行客の費用負担や不便な状況が続いている。特に、世界の主要国のうち、ワクチン接種の有無にかかわらず入国前後で2回新型コロナ検査を義務化している国は韓国を含めて8カ国・地域に過ぎないことが分かった。

 仁川国際空港公社が17日に韓国を含め全世界主要58カ国・地域の入国前後防疫規制現況を調査した結果、14日時点でワクチン接種の有無にかかわらず、海外を出発する前と入国後に新型コロナ検査を義務化している国・地域は韓国、中国、台湾、香港、マカオ、ミャンマー、ニュージーランド、パラオの8カ国・地域だった。入国前にのみ検査を義務化している国は日本、カタール、エチオピアの3カ国だ。入国後にのみ新型コロナ検査を受けるようにしている国はマレーシア、タイ、オーストラリアの3カ国となっている。ヨーロッパのほとんどの国ではPCR検査などの診断検査結果を要求せず、要求してもワクチン接種者には免除している。入国前PCR検査を義務化している米国(ハワイ、グアム含む)も今月12日(現地時間)から陰性確認書提出をなくした。

 旅行客らは「ほかの国では一度も受けない新型コロナ検査をなぜ韓国だけは2回受けなければならないのか」と不満を口にしている。帰国直前に海外で現地の病院を訪れて新型コロナ検査を受けるのは容易でない上、費用負担もかなりなものだからだ。米国、欧州では4人家族がPCR検査を受けると100万ウォン(約10万円)以上かかる。旅行業界関係者は「家族旅行で子どもが新型コロナ陽性判定になれば、家族全員が現地で足止めとなる。そうした負担から旅行そのものをあきらめることも多い」と話した。特に家族での東南アジア旅行客が主な顧客である格安航空会社(LCC)では「既に有名無実となっているPCR検査をなくすか、せめてサンプル調査などの緩和措置を施行すべきだ」と主張している。韓国旅行業協会も、ワクチンを接種した韓国人だけでも入国時にPCR陰性確認書提出を免除するよう繰り返し要請している。

崔燕真(チェ・ヨンジン)記者



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