軍隊めぐる不公平感…韓国の20代男子「同期女子はもう就職、自分は兵役後授業にも付いていけず」

兵役経験者の89%「兵役経験のない人に比べ、自分は損をしている」


 延世大学心理学科のイ・ドンギ教授は「兵役終了後、各自の未来を夢見ることができた過去とは異なり、最近の若い世代は就職やマイホーム購入など、どちらも漠然とした中で入隊するケースが多い」とし「競争から脱落するかもしれないという不安を抱いて生きる人々にとって、徴兵制は一方的な犠牲と感じられるだろう」と説明する。

 兵役後の社会復帰に困難を来すといった点も問題だ。アンケートの結果、将兵の87.9%が「兵役が就職や学業などの社会復帰に障害となる」と回答した。公認労務士試験のため勉強していたAさん(24)は、2次試験に落ちた後、昨年現役で入隊した。Aさんは「軍ではいくら努力したところで勉強時間の確保は難しい。私にとって入隊とは経歴の断絶を意味する」と話す。崇実大学産業情報システム工学科のキム・ガンスさん(24)は「復学した学期にグループ別課題の班長を引き受けたが、ズーム(Zoom)で画像会議を開く方法も知らなかった」とし「コロナ禍で企業の採用まで急減したが、単位(学業成績)のインフレを享受した後輩たちと競争できるか心配」と話す。西江大学在学中のペク・ポムヒョンさん(24)は「卒業した同級生女子たちは、すでに就職戦線に乗り出しているが、私は大学の授業にも付いていけず、もどかしかった」と兵役後の困難に触れた。

 韓国国防研究院のトク・コスン責任研究委員は「20代の若さで1年6カ月を失うということは、人生のキャリアを揺るがすほどの大問題」とし「人口減少により現役判定率が80%を上回る状況で、兵役による剥奪感をどのように解消していくか、社会全体が共に考えていかなければならない」と話した。オム・ヒョシク予備役大佐(元合同参謀広報室長)は「まずは軍が兵士の補償体系に対する意見をまとめ、追加で政策に反映しなければならない」と話した。

〈特別取材チーム〉金潤徳(キム・ユンドク)週末ニュース部長、キム・ヨンジュ社会政策部次長、卞熙媛(ピョン・ヒウォン)産業部次長、キム・ギョンピル政治部記者、ユ・ジョンホン社会部記者、ユ・ジェイン社会部記者、ユン・サンジン社会部記者




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