尹大統領「韓米日、安全保障協力の再開で意見一致」、初の外遊終え帰国

民主陣営諸国との結束力強化

NATO事務総長「韓国の出席は歴史的な意味がある」

尹大統領「欧州で韓国原発への関心が非常に高い」

防衛装備品などの輸出契約にも期待

尹大統領「韓米日、安全保障協力の再開で意見一致」、初の外遊終え帰国


 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は1日午前、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議など3泊5日の初の海外歴訪を終えソウル空港に到着した。尹大統領はこの日、空軍1号機内で記者団の取材に応じ「最も印象深かった日程」を問う質問に米国のバイデン大統領、日本の岸田文雄首相と共に行った「韓米日首脳会談」と答えた。尹大統領は「三カ国首脳が共に北朝鮮の核問題について意見を交わしたのは5年ぶりだ」「北朝鮮の核問題に対応するため、長期にわたり中断していた軍事面と安全保障面での協力の仕組みが再開されることが望ましい、とする原則で意見の一致を見た」と説明した。

 尹大統領の発言は「韓日関係悪化などを理由に文在寅(ムン・ジェイン)政権で退行した韓米日3カ国協力の復活を予告したもの」と解釈された。尹大統領が語った「韓米日による軍事的安全保障協力」という言葉は弾道ミサイルの探知・追跡・訓練などを意味するとみられる。尹大統領は韓日関係についても「歴史問題で進展がなければ、今の懸案や未来の問題について議論できないという考え方は止揚すべきだ」「全てを同時に議論できるし、歴史問題も十分に解決できると信じている」と述べた。韓国の外交当局は「今月中旬に日本で予定されている参議院選挙が終われば、外相会談など高官クラスの外交が再開されるのでは」と期待している。9月に米国ニューヨークで開催予定の国連総会で韓米日首脳が再会し、北朝鮮に対する対応のレベルを高める方策も検討されている。

 尹大統領のNATO首脳会議出席は大韓民国大統領としては今回が初めてで、自由民主主義陣営諸国との結束力強化に乗り出したことは大きな意味がある。ストルテンベルグNATO事務総長は先月30日に尹大統領に「韓国首脳の会議出席は歴史的な意味がある」「韓国とNATOとの協力関係を今後も引き続き強化し、発展させるため努力しましょう」と声をかけた。

 尹大統領は29日、NATO首脳会議での演説で「自由民主主義、人権、法の支配など不変的価値に基づく連帯」を訴えたが、これらは1年前に政界入りを宣言した際のキーワードでもあった。尹大統領は韓米日の密着などで中国が反発する可能性ついては「ある特定の国を排除するものではない」としながらも「どの国であれ規範に基づいた秩序を尊重せず、われわれが世界と共に守るべき価値と規範に反する行為をした際にはみんなで連帯し、糾弾し制裁も加えるだろう」との考えを示した。

 今回の歴訪でもう一つ注目されたことは原発や防衛装備品に代表される「セールス外交」だった。尹大統領は新規の原発建設が予定されているチェコやポーランドの首脳と会談した際、宣伝用の冊子を手渡しながら受注に向けた宣伝活動を行った。尹大統領は「エネルギー安全保障の次元から新規の原発に対する欧州諸国の関心は非常に高かった」「韓国の原発が世界で最も安く、安全で、最も短い時間で建設できると自信を持って説明した」と明らかにした。尹大統領はさらに「ウクライナ侵攻で防衛関連技術をさらに発展させたいと考える国も多くなった」として「ポーランドなどで受注の朗報があるのでは」と期待感も示した。尹大統領はこの日、人事問題など韓国国内の懸案については「把握した上で答える」として即答を避けた。

空軍1号機=崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

キム・ウンジュン記者

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