性的暴行被害後に校舎3階から転落した女子学生、1時間以上放置されていた /仁川

容疑者の男が去ってから通行人による発見まで 救急車来た時も呼吸・脈拍あった

性的暴行被害後に校舎3階から転落した女子学生、1時間以上放置されていた /仁川

 仁川市内の仁荷大学キャンパス内で男子学生から性的暴行を振るわれた後、校舎の3階から転落して死亡した女子学生は、転落後1時間以上放置されて亡くなったことが分かった。

 仁川・弥鄒忽警察署が19日に明らかにしたところによると、準強制性交致死容疑で逮捕された仁荷大学1年生A容疑者(20)が校舎から立ち去った時刻と、死亡した女子学生Bさん(20)が通行人に発見された時刻には1時間以上の差があることが分かったという。警察関係者は「防犯カメラやA容疑者の携帯電話などさまざまな資料に基づき、A容疑者の移動時刻と発見時刻に差がある状況を把握して捜査しているところだ」と述べた。A容疑者は15日未明、仁荷大学キャンパスにある5階建ての単科大学校舎でBさんに性的暴行を振るった後Bさんが転落、死亡させた容疑で逮捕された。

 警察は、Bさんが3階の廊下の窓から転落した後、A容疑者がBさんの服を別の場所に捨てて、一人暮らしの部屋に逃げたとみている。A容疑者は15日午前1時30分ごろ、Bさんの脇を抱えてこの校舎に入る姿が防犯カメラにとらえられていた。その後、午前3時50分ごろ、単科大学校舎前の道で血を流して倒れているBさんを通行人が発見、警察に通報した。警察は「Bさんは通行人に発見されるまで、かなりの時間倒れていたようだ」「正確な転落時刻は分からない」と述べた。

 消防当局によると、救急隊が現場に到着した当時、Bさんは多量の出血があったものの、心停止状態ではなく、弱いながらも呼吸と脈拍もあったとのことだ。その後、救急車で搬送中に心停止状態となり、病院で午前7時ごろ最終的に死亡が確認された。

 警察はA容疑者が故意に逃走したかどうかについては「まだ捜査中だ」としている。警察はまた、A容疑者の携帯電話から事件当時の状況が撮影されている動画を確保し、違法な撮影があったかどうかを調べているところだ。

コ・ソクテ記者

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