元チャンネルA記者の名誉を毀損、崔康旭被告に懲役10月求刑

元チャンネルA記者の名誉を毀損、崔康旭被告に懲役10月求刑

 韓国検察は19日、チャンネルAのイ・ドンジェ元A記者の名誉を毀損したとして起訴された共に民主党議員、崔康旭(チェ・ガンウク)被告に懲役10月を求刑した。

 検察はソウル中央地裁で開かれた崔被告の論告求刑公判で、「有名政治家として多数のフォロワーを持つ被告は、虚偽性を認識しながらも、被害者を非難する目的でソーシャルメディアに虚偽事実を掲示した」と求刑理由を説明した。検察はまた、「被害者は虚偽事実が広く流布され、名誉が深く毀損されたと訴え、厳罰を求めている」と説明した。

 崔被告は最終陳述で「政治検察の選挙介入を防ぐため、(ソーシャルメディアを通じ)知らしめたものだ。検察とマスコミの癒着を考慮してほしい」と主張した。崔被告の弁護人は「イ元記者の職務倫理違反の程度からみて、過度な非難に当たるのか、冷静に評価すべきだ」と主張した。

 崔被告は2020年4月、ソーシャルメディアで「イ元記者がイ・チョル元VIK代表に『目をつぶって柳時敏(ユ・シミン)=元盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団理事長=にカネを渡したと言え』と話した」と指摘し、イ元記者の名誉を毀損したとして起訴された。

 崔被告側は、イ元記者の発言の要旨を伝え、論評しただけであり、名誉毀損とは見なせないと主張してきた。

 崔被告に対する一審の判決公判は9月6日に開かれる。

ソン・ウォンヒョン記者

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