「金建希性接待」発言で告発、送検された金容敏氏「尹錫悦と戦争だ」

　韓国警察は尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の夫人である金建希（キム・ゴンヒ）氏に対する「性的接待」発言で告発されたインターネット番組「ナヌンコムスダ（私はこざかしいやつだ）」出身のジャーナリスト、金容敏（キム・ヨンミン）容疑者を送検した。

　ソウル麻浦署は21日、金容敏容疑者を公職選挙法違反、虚偽事実摘示による名誉毀損の疑いで書類送検した。

　キム氏は今年3月2日、フェイスブックに「李在明（イ・ジェミョン）のライバル、尹錫悦は検事を務めながら、肉を含むさまざまな贈り物を受け取り、さまざまな捜査上の便宜を図る見返りとして、（過去に）金建希から性的接待を受けたことが強く疑われる」と書き込んだ。

　2日後、金建希氏のファンクラブ「ゴンサラン」のイ・スンファン代表は、警察に金容敏容疑者を公職選挙法、名誉毀損の疑いで告発した。

　金容敏容疑者は22日、フェイスブックに送検に関する声明を掲載。「4月19日に聴取を受けた。明らかな政治報復的告発なので、一切供述しなかった。ところが麻浦署が検察に送致した。政治報復には断固立ち向かう。検察クーデターで政権を握った反乱の首魁・尹錫悦との戦争に乗り出す」と述べた。

　金容敏容疑者はまた、「過去のどの政権も怖くてこんなことはできなかった。 普通は怖くてできない。大統領任期の5年がどれだけ大したものなのか、やっていることにはあまりに怖いもの知らずだ」と付け加えた。

キム・ソジョン記者