李在明議員妻の公務用クレカ流用疑惑、事情聴取を受けた40代男性が死亡

李在明議員妻の公務用クレカ流用疑惑、事情聴取を受けた40代男性が死亡

 韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)国会議員の妻キム・ヘギョン氏による「京畿道公務用クレジットカード流用疑惑」に関連し、京畿南部警察庁で参考人として事情聴取を受けた40代男性が直後に自死を図り死亡した。

 男性は26日正午ごろ、「連絡が取れない」という周辺人物の通報を受けて出動した救急隊員によって、京畿道水原市の自宅で死亡しているのが発見された。

 男性は京畿道総務課の秘書官で、キム·ヘギョン氏を補佐する役割を果たしたB氏の知人とされる。B氏はキム氏が京畿道の公務用クレジットカードを飲食物の出前注文など私的に流用するのに関与したとされ、疑惑の当事者だ。

 警察関係者は「男性は最近参考人として聴取を受けた」と明かした。警察と消防は発見当時、遺書や外部からの侵入の痕跡を発見できなかった。このため、警察は男性が自殺を図った可能性が高いと見ており、28日に司法解剖を実施する。

 一方、疑惑の中心人物であるB氏について、警察はまだ出頭を求めていないという。

 警察は最近、李在明議員を巡る数件の告発事件のうち、「公務用クレジットカード疑惑」の捜査を8月中旬ごろに終えられるとの見通しを明らかにしていた。警察は4月に京畿道総務課やB氏の自宅などを捜索。5月中旬にはカードが使われたとされる飲食店など129カ所を捜索した。警察周辺からは「B氏への出頭要求を控え、好ましからざる事態が起きた」との声が上がっている。

 李議員の疑惑と関連した人物が死亡するのは今回が4回目だ。城南土地開発公社のユ・ハンギ元開発事業本部長、キム・ムンギ元開発事業第1処長は昨年、「大庄洞事件」で検察の捜査を受けている途中に自殺した。「弁護士費代納疑惑」の情報提供者L氏は1月、ソウル陽川区のモーテルで死亡しているのが発見されたが、解剖の結果、病死との結論が出た。

イ・セヨン記者

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