野球：23歳李政厚が李鍾範・李承ヨプ超え、最年少最少試合数1000本安打達成

　韓国プロ野球（KBO）キウム・ヒーローズの李政厚（イ・ジョンフ、23）が過去最少試合数・最年少で通算1000本安打という新記録を作った。

　李政厚は28日、京畿道水原市内の水原ktウィズパークで行われたKTウィズ戦に3番・センターで出場し、3回表の1死走者なしという状況でKT先発の左腕投手ウェス・ベンジャミンの4球目をたたき、一・二塁間を抜けるライト前ヒットになった。

【図】韓国球界で李承ヨプが残した大記録

　電光掲示板にはすぐに「李政厚選手1000本安打。KBO歴代112人目の記録」と表示された。過去最少試合数・最年少1000本安打という記録が生まれた瞬間だった。1回表の無死一・三塁というチャンスだった第一打席ではピッチャーゴロに終わり先取点を取るにとどまったが、次の打席ですぐに「打撃の天才」の面目躍如となるバッティングを披露した。

　李政厚は27日のKT戦で6回表にソロ本塁打を放ち、1シーズンの自己最多本塁打数（16本）を更新したが、この日は最少試合数・最年少で1000本安打という大記録を打ち立てた。

　これまでの最少試合数は李政厚の父、李鍾範（イ・ジョンボム、51）の779試合、過去最年少1000本安打記録は「国民打者」イ・スンヨプ（45）の満25歳8カ月と9日だった。李政厚は1000本安打を出した28日は満23歳11カ月と8日で、イ・スンヨプより1年9カ月早く、個人通算試合数も747試合だった。

　着実さが生み出した大記録だった。これまでの5シーズンで1年も欠かさずに160安打以上を出してきた李政厚は、今年も既に110安打を突破、ついに1000本安打という金字塔を打ちたてた。

パク・カンヒョン記者