女性がなでながら「硬いね」「大きいね」…ニンニク広報動画が炎上 /洪城郡

 忠清南道洪城郡が性的表現を連想させるニンニク広報動画を製作し、論議を呼んだことから放送を中止した。農民団体は洪城郡に謝罪と再発防止策を求めた。

 全国女性農民会総連合忠清南道連合と全国農民会総連盟忠清南道連盟は1日、洪城郡のニンニク広報動画に対する糾弾・謝罪要求声明を発表した。 両団体は「洪城郡庁が製作した洪城ニンニクの広報動画に驚きを禁じ得なかった。扇情性を通り越し、見る人に不快感を与え、農民が苦労して作った農産物のイメージにも大きな打撃を与えた」と指摘した。

【写真】洪城郡庁が製作した洪城ニンニク広報動画

 両団体はまた、「郡民の血税を使い、扇情的で不適切な農産物広報動画を作り、地方自治体が広報を行ったということは、洪城郡の低級な性平等意識を如実に表している」とも主張。その上で、「男性と女性を性的対象化し、農民が苦労して生産した農産物までも性的対象化した洪城郡は郡民に謝罪し、再発防止策を立てるべきだ」とした。

 論議を呼んだ動画は、洪城郡が2020年、地元産ニンニクの広報目的で製作した30秒の動画だ。 動画は女性が服装を直しながら客を迎える場面から始まる。女性はニンニク型の人形の太ももをなでながら「硬いね」「球が本当に大きくって」と言う。続いて、女性は人形をなでながら「近くで見るともっとハンサムだね」「したいようにして」などと話す。この動画は映画「マルチュク青春通り」(原題・マルチュク通り残酷史)で飲食店の女主人が男子学生を誘惑する場面をパロディー化したものだ。

 洪城郡の広報動画を巡り、インターネット上では「ダサくて不快だ」「(性的な暗示を)狙って作ったものだ」「高速バスターミナルで動画を見て気分を害した」といった批判的意見が見られた。一方で、「広告なのだから楽しく見ればよい」「地方自治体が農産物を有名にしようと努めている」といった反応もあった。洪城郡は苦情を受け、7月29日から放送を中断したという。

チェ・ヘスン記者


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