「輸入車の墓場」日本でEV輸入車の販売大幅増

 トヨタ、日産、ホンダなど国産車のシェアが90%以上を占める日本の自動車市場は「輸入車の墓場」と呼ばれている。さらに、日本ではハイブリッド車が好まれ、電気自動車(EV)市場の成長が遅れている。最近、日本の自動車市場にも変化が表れている。今年上半期に輸入EVの販売が大幅に増えたのだ。世界の自動車市場がEV中心へと急速に変化する中、「ガラパゴス」と思われた日本市場にも地殻変動が起きているとの分析だ。

 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が2日、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会の発表による今年上半期(1-6月)の日本の新車販売台数を分析した結果、EVの販売台数が前年同期に比べ大幅に増えたことが分かった。75万台近い販売台数全体のうち、EVは約1万7000台で割合は小さいものの、前年同期と比べると2倍以上に増えた。

 ブルームバーグ電は、日本市場で最近、EV販売が増えている状況を伝え、「日本市場も今後、自動車市場がEV中心に再編されるトレンドに従う以外にない」と分析した。

 EVの販売が増え、輸入ブランドの躍進も目立った。これまで日本市場で販売されたEVのほとんどは日産「リーフ」だったが、最近はテスラの普及型EV「モデル3」の販売も急速に増えている。テスラが昨年モデル3を20%以上値下げし、日本市場攻略に乗り出したことが効果を上げたとみられている。今年上半期に日本で登録されたEVのうち60%が日産で、35%は上半期に約5000台を販売したテスラを含む輸入ブランドだった。

 日本のEV市場が拡大しているもう一つの要素は、 軽自動車規格のEVの登場だ。日産は今年6月、軽EV「サクラ」を発売し、三菱自動車も「eKクロス」軽EVモデルを投入した。サクラは発売から1カ月で2000台近くが売れた。これら軽EVは航続距離を100キロメートル台に抑える一方で、価格を200万円台へと大幅に引き下げた。 低価格と利便性を好む日本の消費者の好みを反映したものだ。一方、トヨタが発売した電気SUV「bZ4X」とスバルの電気SUV「ソルテラ」の販売は数十台にとどまった。

 日本国内のEV市場は成長の兆しを見せており、輸入ブランドへの需要も確認され、日本市場に再進出した現代自の動きにも関心が集まる。現代自は今年2月、12年ぶりに日本の自動車市場に再進出し、EV「アイオニック5」と燃料電池車「ネッソ(NEXO)」を現地でお披露目した。6月には日本のタクシー会社「MKタクシー」にアイオニック5を50台を供給する契約を締結した。

 KOTRAは「韓国企業が日本のEV市場で勢力を広げるためには、低価格以外に差別化されたサービスを提供しなければならない」とし、「例えば、日本の消費者は車を購入する際、高価な先端機能より衝突軽減ブレーキなどの安全オプションに関心が高く、整備工場(カーセンター)ではなく、車を購入した販売店を定期的に訪れ、車の点検整備を依頼する。日本の消費者の特性を把握し、オーダーメイド型サービスを提供すべきだ」と提言した。

ヨン・ソンオク記者


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  • ▲写真提供=「eKクロス」軽EVモデル/三菱自動車

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