韓国・利川市内のビルで火災 5人死亡・42人けが

【利川聯合ニュース】韓国・ソウル近郊の京畿道利川市内にある4階建ての雑居ビルで5日午前に火災が発生し、5人が死亡、42人が負傷した。

 建物内の火災報知器など消防設備は正常に作動したものの、4階の病院で透析治療を受けていた患者が多数いたことから、火災の規模に比べて被害が大きくなったものとみられる。

 警察は70人規模の捜査チームを設置して出火原因を調べ、違法事項が見つかれば厳重に処罰する方針だ。

 ◇3階のシミュレーションゴルフ場で出火 煙が4階の病院に
 出火元は3階に入っていた廃業済みのシミュレーションゴルフ場で、3人の作業員が施設の撤去などを行っていたことが分かった。天井で火花が散るのを見つけ、自ら消化しようとしたができず、避難してから消防当局に通報したという。火が上の階に広まることはなかったものの、発生した煙が上の階に広がった。

 当時、4階の病院には患者33人と病院関係者13人の計46人がいた。建物全体にいた正確な人数は把握できていない。

 火災よって5人が死亡し、42人が負傷した。負傷者のうち3人は重傷という。

 負傷者のほとんどは病院にいた患者だが、1~3階でも煙を吸い込むなどした人がいたことが分かった。1~3階には出火元のシミュレーションゴルフ場のほか、飲食店や事務室、韓方(韓国の伝統医学)医院、ビリヤード場などがある。

 火災は発生から約1時間10分ほどたった午前11時29分ごろに鎮火された。

 ◇体の不自由な人や透析患者が多く被害拡大
 火災発生直後に建物内の火災報知器が作動し、現場に到着した消防隊員が屋内の消火栓を使うなど消防施設は正常に作動したことが把握された。

 ただ、火災による煙が建物内の通路を通って4階に上がり、そのため当時病院にいた体の不自由な人が逃げ遅れ、被害が広がった。死亡者は全員が病院にいた人で、60代男性、70代女性、80代男性2人の患者4人と50代の女性看護師1人だった。

 消防当局によると、死亡した看護師は透析中だった患者を助けるために避難が遅れたものと推定されるという。

 ◇警察は70人規模の捜査チーム編成 合同鑑識を開始
 警察は午後3時ごろ、国立科学捜査研究院、消防本部などとの合同鑑識を開始した。警察は70人規模の捜査チームを編成し、出火原因や安全管理全般に対して徹底的に捜査する方針だ。

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