米政界、尹大統領とペロシ議長の直接会談不発に「韓国は二重のミス」

「米を侮辱…中国なだめることもできず、米中どちらの味方なのか」

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が5日、訪韓したナンシー・ペロシ米下院議長に会わなかったことについて「韓国政府の判断は間違っている」という批判が米国で相次いでいる。ミッチェル・リース元米国務省政策企画部長は6日(現地時間)、米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)とのインタビューで、「(ペロシ議長が)韓国の指導者(尹大統領)に会えなかったのは非常に懸念される。(韓国政府の)間違いだったと思われる」「(台湾問題に関して)韓国が共同の価値を守らないという信号を世界に送ったものだ」と述べた。さらに、「(尹大統領がペロシ議長に会わなかったのは)韓国大統領室側の『二重のミス』だ。米国を侮辱しただけでなく、(韓国政府が)中国をなだめるつもりだったのなら、成功しないだろう」とも言った。また、「(ペロシ議長の訪韓は)我々が(中国・ロシアなどと)どのような点で違うのか、21世紀をどのように作っていかなければならないと思うのかを示すという点で非常に重要だ」「韓国がどちらの味方なのか、あいまいさをなくすよう望む」とも言った。

【写真】ペロシ米下院議長を待つ慰安婦被害者の李容洙さん/ソウル

 ペロシ議長は訪韓直後に訪れた日本で岸田文雄首相と朝食会談をした。ペロシ議長が韓国に到着した時、韓国政府関係者は出迎えに来ていなかったため、「儀典欠礼」騒動が起こったが、日本では外務副大臣が空港で出迎えた。「なぜ韓国と日本でペロシ議長に対する対応が違ったのか」という質問に、リース元部長は「中国に対する尊重が間違った形で表出されたものだと思う」と話した。

 マーク・フィッツパトリック元国務次官補代理(核不拡散担当)もVOAとのインタビューで「中国に対し、『韓国には圧力を加えることができ、韓国は中国の意志に屈服する』という認識を与えるだろう」と述べた。その上で、「韓国は、熱望しているほど国際的役割を担う水準にまだ到達していない。中国の考えを見極め、何度も振り返って安全に行こうとばかり考えている」と語った。「韓国は再び中国と米国の間でバランスを取ろうとしていると思うか」との質問には、「『何とかバランスを取らなければならない』という韓国の外交政策の長年の執着」「いくらバランスを取ろうとしても韓国は結局、米国側につくことになるだろう」と言った。米外交問題評議会(CFR)のスコット・スナイダー韓米政策局長も「尹大統領がペロシ議長に会わないと決めた理由が夏休みのためだったならいいが、中国の顔色をうかがったためなら『ミス』だ」と言った。

ワシントン=イ・ミンソク特派員

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲3日、京畿道平沢市にある烏山米空軍基地に到着したナンシー・ペロシ米下院議長。写真=駐韓米国大使館

right

あわせて読みたい