韓国、米主導の半導体同盟「チップ4」予備会議参加…中国排除回避に向け米を説得へ

来月初め、米日台と議題調整

大統領室「チップ4参加は韓国の半導体の未来に役立つ」

 米国が主導する半導体サプライチェーン協議体である「チップ4」(韓国・米国・日本・台湾)予備会議に、韓国政府が参加する意向を米国側に伝えたことが分かった。また、中国の反発を考慮して「中国向け輸出規制はチップ4に盛り込まない」という内容で、米国の説得にも乗り出すことが分かった。

 大統領室関係者は7日、「外交当局がチップ4予備会議に韓国も参加するという意思を表明したと聞いている」「来月初めに行われると予想されている予備会議で、細かい議題や参加水準などを具体的に調整することになる見通しだ」と明らかにした。予備会議であるため、長官・次官クラスではなく実務者が出席する可能性が高いという。「チップ4」という名称そのものを含め、あらゆる事案が議論の対象となる可能性がある状況だ。

 チップ4は、ジョー・バイデン政権が今年3月、中国を除いた韓国・日本・台湾政府に提案した半導体サプライチェーン・ネットワークだ。ファブレス(米国)、ファウンドリ(韓国・台湾)、素材(日本)分野で強みを持つ4カ国が安定した半導体供給のため協力しようということだ。米政府は今月末までに参加するかどうかを教えてほしいと通知していたが、韓国政府はこれまで慎重な姿勢だった。韓国の昨年の半導体輸出額のうち、中国向け輸出は約502億ドル(約6兆7800億円)と約39%を占め、サムスン電子・SKハイニックスの全売上における中国が占める割合も30%を上回っているためだ。

 政府が予備会議参加を決めたのには、規則を作る段階から、いわゆる『ルール・メーカー(rule maker)』として参加し、韓国の立場を最大限反映させるという考えがあるという。大統領室関係者は「チップ4に参加して情報交換し、善意の協力・競争をすることは韓国の半導体の未来にも役立つ」「主要半導体製造国・技術保有国と協力して技術格差を維持し、市場支配力を維持するのが韓国の国益にも合っている」と語った。

 韓国政府はまた、中国がチップ4に反発する可能性が高いだけに、予備会議で「特定国家を排除・規制しない方へ協力を推進しよう」という意見を出す計画だ。政府関係者は「チップ4は中国を孤立させるための排他的同盟ではない」「チップ4に参加し、中国にも合わせたサプライチェーン協力ができるだろう」と述べた。中国を刺激せずに協議体を運用できる方法を探るということだ。9日に中国・青島で行われる韓中外相会談でも、中国に十分な理解を求めるものと予想される。

キム・ウンジュン記者

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