中国市場で現代自動車のシェア2.7%に低下…電子製品はサムスン・LG合計でも2.8%

中国政府の補助金攻勢で競争力失った韓国製品

 中国の補助金攻勢は、韓国が17年間世界首位を守ってきたディスプレー分野も揺るがした。中国は昨年、世界ディスプレー市場でシェア41.5%を獲得し、韓国(33.2%)を抜きトップに躍り出た。その原動力は政府による巨額の支援だった。中国ディスプレー最大手の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)は10年間で2兆ウォンに達する補助金を受け、生産拠点の土地、建物、水、電気もほぼ無償で提供された。安徽省に建設した初の液晶ディスプレー工場には、投資額460億元(約9310億円)のうち93.5%を政府が負担したほどだ。そのおかげでBOEは生産コストをサムスンやLGディスプレーの70%前後に下げ、市場を拡大した。

■中国に対抗するには政府の保護必要

 韓国の対中輸出30%を占める半導体分野でも、中国は補助金を武器に追い上げている。韓国の全国経済人連合会(全経連)が2014年から18年にかけての世界的な半導体企業21社の売上高に占める政府支援金の割合を調べたところ、中国企業の中芯国際集成電路製造(SMIC、6.6%)、華虹半導体(5%)、清華紫光集団(4%)が3位までを占めた。中国は米国の半導体制裁を受けてもなお、中低価格のファウンドリー(受託生産)、組立・パッケージング(封止)・テスティング(検査)、ファブレス(半導体設計)分野では、世界シェアと売上高の両面で韓国をリードしている。韓国の対中貿易は2019年から半導体を除けば赤字だ。中国の半導体競争力が強化されれば、対中貿易赤字は手が付けられないほど拡大しかねない。

 専門家は「中国を圧倒する技術をつくり出すことができなければ、中国という巨大市場を丸ごと失いかねない」と警告する。産業研究院のチョ・チョル上級研究委員は「韓国は中国をリードする技術分野を絶えず発掘しなければならない状況だ」と話した。ソウル大のチュ・ヨンソプ特任教授は「補助金を追い風にした中国企業は韓国の技術にますます速く追い付いている。韓国政府も企業と共に対中競争に取り組まなければならない」と話した。

イ・ボルチャン記者

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