中国市場からASEAN・欧州にシフト、韓国企業の「輸出リモデリング」

 現代自は第2四半期、欧州で前年比5.9%増の15万7000台、インドで35.8%増の13万4000台を販売した。半導体など部品供給の支障で販売台数が全体で11.2%減少したが、両地域では販売を伸ばした。欧州ではコナ、ツーソンのエコカーが販売増をけん引し、インドではスポーツタイプ多目的車(SUV)のクレタとヴェニューの好調で販売シェア2位だった。また、日本車の地盤だった東南アジア市場でも販売台数を増やし、存在感を示している。現代・起亜は今年上半期にベトナム市場で38.8%のシェアを獲得し、トヨタ(23.2%)を圧倒した。インドネシアでも上半期の販売台数が昨年同期の4倍となるなどシェアを伸ばしている。

 ガソリン・軽油など石油製品の輸出でも一時は30%を超えていた中国市場の割合が今年上半期は1桁台に急低下したが、輸出量全体ではむしろ13%増加し、輸出額はほぼ倍増した。中国政府と度々対立しているオーストラリアが最大の輸出先に急浮上し、中国市場の減少分を相殺するに十分だった。大韓石油協会のチョ・サンボム対外協力室長は「3月にベトナムで石油製品が不足した際にはベトナムへの輸出も急増した。設備競争力を生かし、中国が抜けた穴を急速に埋めている」と指摘した。

 かつて先を争うように中国市場に参入した中小企業も状況は似ている。建設重機用の油圧ポンプ、モーターなどを生産する「SFハイワールド」は、約10年前までは輸出の90%以上を中国が占めたが、今はほとんどがベトナム、インドネシアなど東南アジア向けの輸出だ。キム・ムンゴン代表は「中国市場はますます閉鎖的になっており、中小企業は小さな悪材料でも揺らいでしまう。ベトナムの近隣には今後さらに大きな成長が予想されるカンボジア、ミャンマーもあり、東南アジアでの市場開拓を続ける予定だ」と話した。

 中小ベンチャー企業研究院によると、今年5月の韓国の中小企業による対中輸出額は19億1000万ドルで、ベトナム(10億1000万ドル)と日本(9億3000万ドル)の合計よりも少なかった。中国向けが2.3%減少したのに対し、ベトナムと日本への輸出はそれぞれ8.5%、7.5%増えた。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者、カン・ダウン記者

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