中国重視戦略を修正…サムスンはベトナムに研究開発センター、現代自はインドネシアに工場

 車載電池メーカー各社も、欧米に資金をつぎ込んでいる。LGエナジーソリューション、SKオン、サムスンSDIの3社が米国への電池工場建設に投資する金額は17兆ウォン(約1兆7,700億円)に達する。欧州での生産能力も拡大している。LGはポーランドに5兆ウォン以上を投じ、単一工場としては世界最大規模の電池工場を建設した。SKオンはハンガリー工場に3兆ウォンを追加投資して、拡張を進めている。

 LGエナジーソリューションは現代自動車と共同でインドネシアに1兆4000億ウォン、サムスンSDIはマレーシア1兆7000億ウォンをそれぞれ投資し、電池工場を建設すると発表するなど、東南アジア市場の攻略にも乗り出した。一方、中国に対する大規模投資は最近、SKオンの中国第4工場新設(3兆ウォン)、LGエナジーソリューションの南京工場拡張(1兆2000億ウォン)程度にとどまっている。

■反中の動き拡散…中国市場は放棄すべきでない

 専門家はウクライナ戦争などを契機に「脱中国・反ロシア」の動きが広がる中、韓国は投資や人材再配置を通じ、欧米、中東など代替市場も活発に開拓すべきだと指摘する。韓国は最大の貿易相手国である中国と関係を維持すると同時に、市場と原材料の供給先、生産拠点を多角化する「チャイナプラスワン」あるいは「チャイナプラスツー」戦略を展開しなければならないことを意味する。西江大のチョン・ユシン技術経営専門大学院長は「中国が米国のけん制で停滞する状況で、韓国はグローバル市場につながる拡張性を生かし、新産業とベンチャー企業を海外に積極的に進出させる戦略に集中すれば、競争力を持てるだろう」と指摘した。

 中国が周辺国に技術・インフラ投資を通じて経済領土を拡張する「一帯一路(陸と海のシルクロード戦略)」プロジェクトもあちこちで反発に直面している。中国の無理な事業推進と独裁者の政権維持支援などが論議を呼び、各地で反中感情が高まっている。ソウル大の李正東(イ・ジョンドン)教授は「中国は巨大市場を土台に驚くべき速さの追撃能力を見せているが、革新は結局開放された体制からしか生まれない。韓国は世界各国と技術協力を活発に進めながら、生存の道を探るべきだ」と話した。

柳井(リュ・ジョン)記者、朴淳燦(パク・スンチャン)記者

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  • ▲現代自のインド・チェンナイ工場で現地労働者が組み立て作業を行っている。/同社提供
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