「青瓦台監察もみ消し」暴露は公務上秘密漏洩…金泰佑・江西区庁長、控訴審も有罪で失職の危機

大法院で判決が確定したら公職喪失…金区庁長「国のために公益通報した」

 文在寅(ムン・ジェイン)政権時代に青瓦台(韓国大統領府)の特別検察班で勤務し、「当時民情首席室で何件もの監察もみ消しが行われた」と暴露して公務上秘密漏洩の罪で起訴された金泰佑(キム・テウ)ソウル市江西区庁長に対し、2審でも懲役1年、執行猶予2年が言い渡された。2審判決が大法院(最高裁に相当)で確定したら、金氏は区庁長の職を失うことになる。選挙で選ばれた公務員は、一般刑事事件で禁固以上の刑が確定した場合、職を喪失することになっているのだ。

 水原地裁控訴1-3部(裁判長:朴貞雨〈パク・チョンウ〉部長判事)は12日、金区庁長に対し1審と同じ懲役1年、執行猶予2年を言い渡し、「裁判所が適法に採択した証拠によると、1審の判断は正当で、量刑が過度に重いとはみなされない」と判示した。

 金区庁長は、2018年12月から2019年1月にかけて文在寅政権の青瓦台が当時集めていた主な人事関連秘密情報をメディアなどに暴露した。検察は、金氏が暴露した16項目のうち禹潤根(ウ・ユングン)駐ロ大使の金品授受疑惑など不正に関する情報、特別検察班の情報報告書リスト、金相均(キム・サンギュン)鉄道施設公団理事長の不正情報、空港鉄道職員の不正情報、KT&G動向報告流出関連検察資料の5項目については公務上の秘密に該当すると判断した。

 1審裁判部は、このうちKT&Gの件を除く4項目について有罪を言い渡した。1審裁判部は判決文で「被告人が、国民権益委員会に申告して検察に告発できるにもかかわらず、まずメディアに情報提供して論争を増幅させた点は、罪責が軽いとはみなし難い」とし、「被告人は2019年1月8日に国民権益委員会に腐敗行為申告を行ったが、この事件で判断の対象となった行為は2018年12月ごろメディアに漏洩した行為であって、腐敗防止権益委法に基づく正当行為に該当するとみることはできない」と指摘した。

 これに対し金区庁長は、今年6月22日の最終弁論で「私はひとえに国がきちんとすることを望む気持ちで40件近い公益申告を行い、代表的なものが『ユ・ジェス元釜山副市長監察もみ消し疑惑』だった」とし、「無分別に暴露したわけではなく、数多くの報告書のうち、犯罪と思われるものだけを選んで国民に知らせた」と主張した。国民権益委員会は2019年2月に金氏を公益通報者と認めた。

チョ・チョルオ記者

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  • ▲金泰佑・ソウル市江西区庁長。/写真=聯合ニュース

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