ロシア軍が浴びせた「悪魔サタンの兵器」…ウクライナの村を吹き飛ばした

 ロシア軍が、大量殺りく兵器といわれるサーモバリック弾を利用し、ウクライナの村を攻撃する様子が捉えられた。

 11日(現地時間)に「ニューヨーク・ポスト」など外信が伝えたところによると、この日、ウクライナのドネツク地方のピスキー村(Pisky)にある集合住宅団地が十数発のサーモバリック弾によって破壊される様子を捉えた動画が、テレグラムやツイッターなど複数のソーシャルメディア(会員制交流サイト)上でシェアされた。集合住宅団地にサーモバリック弾が落ちてくるや、火花が飛び散って雨のように降り注ぐ様子が収められている。

【動画】ウクライナの集合住宅団地、ロシア軍のサーモバリック弾で爆発

 現地メディアを通して、ロシア軍の攻撃によるものということだけが明かされ、砲撃の日付や人命被害の有無など、具体的な内容は伝えられなかった。ただし、この地域は放棄された住宅が集まった場所で、現在、民間人はほとんど暮らしていない-と外信は報じた。

 「真空爆弾」とも呼ばれるサーモバリック弾は、周辺の酸素を吸いこんで強力な超高温爆発を引き起こす兵器だ。炸裂時に高圧の衝撃波が発生し、人体内部に損傷を与えるため、非倫理的な大量殺りく兵器と評されている。

 一般的に、通常爆弾には燃料25%と酸化剤75%からなる火薬が入っているが、サーモバリック弾には可燃性物質からなる燃料100%が用いられている。その威力は「悪魔サタンの兵器」という別名が付くほどだ。

 ロシアは1999年のチェチェン紛争当時、サーモバリック弾を使用して国際社会から強く非難されたことがある。ウクライナ戦争が始まってからも、ロシアがこの兵器を動員したという疑惑が何度も浮上したが、今回の件に先立ち今年3月には、英国国防省が「ロシアがサーモバリック弾を発射できる多連装ロケットランチャーTOS1Aを使用している事実を確認した」と発表していた。

ムン・ジヨン記者

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  • ▲ウクライナのドネツク地方の村で、ロシア軍の落とした十数発のサーモバリック弾により集合住宅団地が爆発している様子。/ツイッターより

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