錦湖系列企業を不正支援、朴三求元会長に一審で懲役10年

錦湖系列企業を不正支援、朴三求元会長に一審で懲役10年

 韓国の有力財閥、錦湖アシアナグループの朴三求(パク·サムグ)元会長が会社資金横領、背任、系列会社への不当支援などの罪で起訴された事件で、一審のソウル中央地裁は17日、朴三求元会長に懲役10年の判決を言い渡し、身柄を収監した。

 同地裁は系列会社の資金3300億ウォン(約338億5,000万円)の横領、系列企業の株式を安価で他の系列企業に譲渡した点に起訴事実の大半について、有罪と判断した。同地裁は「個人企業のために系列企業を利用することは、企業経営の透明性を阻害するだけでなく、損失が他の系列会社に転嫁され、国民経済に悪影響を及ぼすなど波及力が大きい」とし、錦湖グループが4兆8000億ウォンの公的支援を受ける間、パク元会長らは無理な借り入れなどでグループ全体の危機を招いたと指摘した。

 朴元会長は2015年、アシアナ航空の親会社でグループ持ち株会社である錦湖産業(現錦湖建設)に対する支配権を確保する目的で、系列会社4社から3300億ウォンを横領し、その資金で錦湖産業の株式を取得した疑いが持たれていた。アシアナ航空が保有している錦湖ターミナルの株式を錦湖企業(現錦湖高速)に相場を下回る価格で譲渡した背任罪、錦湖産業など系列会社9社の資金1300億ウォンを錦湖企業に無担保低金利で貸し付けた公正取引法違反の罪にも問われた。錦湖産業の株式取得のために設立した錦湖企業に不正な支援を行った格好だ。朴元会長はまた、アシアナ航空の機内食の独占事業権30年分を1333億ウォンという安値でスイスのゲートグループに与えた背任罪にも問われている。ゲートグループは見返りとして、錦湖企業の新株引受権付社債1600億ウォン相当を無利子で引き受けた。

 朴元会長は昨年5月、検察によって逮捕、起訴されたが、昨年11月に保釈された後、在宅状態で裁判を受けてきた。朴元会長は先月の最終陳述で、「アシアナ航空は焼身を図ったも同然だと思ったが、結果的に私が被害を与えたというのは、無念さを表現するすべがない」と述べた。元判事の弁護士は「大企業のオーナーが一審で検察の求刑通りの量刑を宣告されるのは異例だ」と話した。

 一方、共犯として起訴されたY元常務には懲役5年、P元経営戦略室長とK元常務にはそれぞれ懲役3年の判決が下され、全員が収監された。裁判所は同時に起訴された錦湖建設にも罰金2億ウォンを言い渡した。

兪鍾軒(ユ・ジョンホン)記者

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