「尹錫悦を起訴して」…検察官の裁定申請、韓国大法院で最終棄却

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)元検察総長(現大統領)らが韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相の不正政治資金授受事件に関連し、検事が証人に偽証を強要したとされる疑惑が高位公職者犯罪捜査処(公捜処)で嫌疑なしとなったことを受け、それを不服とする林恩貞(イム・ウンジョン)大邱地検重要経済犯罪捜査団部長検事が裁判所に提出した裁定申請がこのほど、大法院で最終棄却されていたことが22日までに分かった。

 裁定申請は告訴・告発人が捜査機関ではなく、裁判所に起訴の可否判断を求める制度だが、大法院も起訴すべき事案ではないと判断したことになる。林部長検事は昨年9月、告発状を公捜処に提出していた。

 本紙の取材を総合すると、大法院3部は19日、林部長検事側がソウル高裁の裁定申請棄却決定を不服として行った再抗告を最終的に棄却した。これに先立ち、ソウル高裁は今年5月、林部長検事の裁定申請を棄却していた。

 問題の事件は2020年、韓明淑元首相に対する捜査チームが受刑者に偽証を教唆したという疑惑を林部長検事(当時は大検察庁監察研究官)が捜査しようとした際、当時の尹錫悦検察総長と趙南寛(チョ・ナムグァン)総長職務代理(大検察庁次長)が事件を大検察庁人権部、大検察庁監察3課長に割り当て、捜査を妨害したとする内容だ。

 これに対し、公捜処は今年2月「人権部への割り当ては検察総長の権限だ」とし、尹氏らを不起訴とした。今回大法院が林部長検事の裁定申請を最終棄却したのは、公捜処による処分が妥当だったと判断したものだ。

 一方、林部長検事は問題の事件に対する大検察庁による監察状況を自身のSNSに流出させたとして、公務上の秘密を漏えいした疑いで公捜処の捜査を受けている。

イ・セヨン記者

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  • ▲写真=林恩貞(イム・ウンジョン)大邱地検重要経済犯罪捜査団部長検事/NEWSIS

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