アニメに「女なのにその顔は何だ」という台詞、テレビ局への制裁は正当=ソウル行政裁

アニメに「女なのにその顔は何だ」という台詞、テレビ局への制裁は正当=ソウル行政裁

 韓国で「女なのにその顔は何だ」「その顔で結婚は無理」などといった台詞が含まれた子ども向けアニメーションを放映したケーブルテレビ局に制裁処分を下した放送通信委員会の措置について、裁判所がこのほど、処分は正当との判断を下した。

 ソウル行政裁は23日、アニメーション製作会社A社が放送通信委員会に制裁処分の取り消しを求めた裁判で、原告敗訴の判決を下したことを明らかにした。

 A社は10年ほど前に7歳以上が視聴可能なシチュエーションコメディーのアニメーションを製作した。作品は複数のチャンネルで放送されたが、一部の内容が外見至上主義と女性商品化を助長する恐れがあるとの指摘を受けた。「顔が白くてえくぼのある女性が理想のタイプ」「日焼け止めを塗って歩け。その顔は何だ」「どうせその顔で結婚は無理だ」「勉強ができても不細工なら結婚もできない世の中」「最初からきれいに産んでくれればよかったのに」といった台詞が8分30秒間に繰り返し登場する内容だった。

 それに対し、放送通信委は昨年1月、作品を放映したケーブル放送局3社に「注意」の制裁処分を下した。同委は「子ども向けアニメーションにもかかわらず、女性の外見に対する偏向的評価を行うなど、子どもたちに性認識に関する誤った価値観を植え付ける恐れがある」と理由を説明した。その後、A社は放送通信委の制裁で表現の自由を侵害されたとして提訴した。

 裁判所は制裁が正当なものだと判断した。ソウル行政裁は「子どもは知識や経験が不足しているため、放送内容をフィルターなしに受け取る可能性がある」とし、問題の作品には子どもたちに性差別的要素と性の役割に関する固定観念を助長しかねない内容が含まれていると見なすべきだと指摘した。A社は「製作から10年が過ぎたアニメーションを現在の基準で制裁するのは不当だ」と主張したが、ソウル行政裁は「性に対する誤った固定観念と容貌至上主義を改善すべきだとの要請は過去からあり、アニメーションの放映が2020年まで続いた点を考慮すれば、現在の見解で(制裁を)検討せざるを得ない」とした。

兪鍾軒(ユ・ジョンホン)記者

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