韓銀が4回連続の利上げ、ビッグステップは見送り

韓銀が4回連続の利上げ、ビッグステップは見送り

 韓国銀行金融通貨委員会は25日、政策金利を0.25%引き上げ、年2.5%とした。4月、5月、7月に続き、4回連続の利上げとなる。1950年の韓銀設立以来初めてのことだ。

 6%台にまで物価上昇率を抑えるほか、米国の攻撃的な利上げによるウォン安の影響を和らげるための選択と言える。金融通貨委員7人は満場一致だった。

 李昌ヨン(イ・チャンヨン)韓銀総裁は記者懇談会で、「インフレ期待心理の拡散抑制と物価高の定着防止のためには継続的な利上げが必要だ」と述べた。韓銀はコロナ流行期に維持していた年0.5%という過去最低の金利水準から昨年8月以降7回にわたり、政策金利を2%引き上げた。韓国の政策金利が2.5%まで上昇したのは2014年7月以来8年ぶりのことだ。

■今年の物価上昇率、予測を5.2%に上方修正

 韓銀による継続的な利上げは物価の抑制に焦点を当てたものだ。李総裁は「当分は物価中心に通貨政策を運用し、利上げ基調を継続することが望ましい。物価が上昇すれば、実質所得が低下し、ぜい弱階層の生活必需品購入費用などが上がり、低所得層に大きな影響を与える」と強調した。

 韓銀は同日、経済見通しを見直し、今年の物価上昇率予測値を5月時点の4.5%から5.2%へと大幅に引き上げた。予測通りならば、今年の物価上昇率は通貨危機当時の1998年(7.5%)以来24年ぶりの高さとなる。

 李総裁は「ウクライナ問題などに伴う国際エネルギー価格動向の不確実性が大きく、コアの物価上昇が続いており、5-6%台の消費者物価上昇傾向が来年初めまで続く」との認識を示した。韓銀は物価上昇率が今年下半期は5.9%、来年上半期は4.6%になると予想した。

 ただ、物価のピークは韓銀が先月予想した「第3四半期末から第4四半期初め」よりもやや早まる可能性もあるとした。李総裁は「過去2カ月間、国際原油価格が大幅に下落しており、8月の消費者物価上昇率は7月(6.3%)を下回るとみられる」と述べる一方、「変動性が大きいため、ピークを過ぎても(物価の流れが)安定するとは言いにくい」とした。

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