韓国の中古品取引サイトで米ドルが人気商品に

韓国の中古品取引サイトで米ドルが人気商品に

 ソウル市陽川区に住む会社員Sさん(28)は8月26日午前、ある中古品取引サイトに「米ドル現金3500ドルを買いたい方は連絡を下さい」と書き込んだ。ドルがウォンに対して上昇し、今はドルの売り時だと思ったからだ。Sさんは「400万ウォンを超える金額なので、数人に分けて売ろうとしたが、投稿から2時間後に海外旅行に行くという人が丸ごと買っていった。その人も私も両替手数料を払わずに済むので、お互いに得だと思った」と話した。

 韓国銀行によると、26日のウォン相場は1ドル=1331.30ウォンだった。5月26日には1267ウォンだったが、約3カ月間で65ウォンもウォン安が進んだことになる。通常銀行でドルを売買すれば、銀行は基準為替レートの1.75%を手数料として差し引く。 例えば、為替レートが1300ウォンの場合、手数料は1ドル当たり22.75ウォンであり、1000ドルならば2万ウォン以上の両替手数料を払わなければならない。銀行によっては、口座を持つ顧客や特別イベントの際に優遇為替レートを適用し、手数料を割り引いているが、若年層を中心に手数料分を節約しようとする人が増えている。最近海外旅行や留学に行く人が増えたことも影響している。

 ソウル市永登浦区に住むHさん(48)は、よく利用する掲示板サイトに子どもの留学費用として残していた9000ドルを売りたいという書き込んだところ、4-5人から取引したいという連絡を受けたという。通常中古品取引サイトなどでは、ポータルサイトに掲載されている当日の為替レートで取引する場合が多い。慶尚南道巨済市に住む40代のAさんも7月23日、地域コミュニティーサイトを通じ、タイ旅行費用として、米ドル400ドルを購入した。Aさんは「地域内で取引すれば、銀行に行くのと同じだと思った。韓国では偽造紙幣が多いわけでもなく、町内の人と取引するので大して心配はしなかった」と話した。

 韓国銀行によると、韓国人同士であれば1回5000ドル、年間5万ドルまで申告なしに取引が可能だが、取引規模がそれを上回れば、韓国銀行に申告しなければならない。怠ると過料が科せられる可能性がある。韓銀関係者は「繰り返し個人間の外国為替取引をする場合、状況によっては認可を受けずに両替業を営む格好になり、刑事罰を受けることもあり得る」と注意を促した。

カン・ウリャン記者

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