【9月14日付社説】韓国への先制核攻撃を明言した北朝鮮に沈黙する共に民主党

【9月14日付社説】韓国への先制核攻撃を明言した北朝鮮に沈黙する共に民主党

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「絶対に核を放棄できないし、非核化に向けたいかなる交渉もないだろう」と明言し、「非核化絶対不可法」を制定した。北朝鮮が核開発を始めてから30年以上過ぎた今、法律に「先制核攻撃」を明記したのだ。しかしこれは目新しいことではない。北朝鮮の金氏政権が核開発を行うこと自体が政権を守るためであり、これを絶対に放棄しないことは常識的に考えられる人間であれば誰でも分かることだった。

 ところが韓国の歴代政権は北朝鮮が核を放棄するかのように国民をだまし続けた。かつて盧泰愚(ノ・テウ)政権は1992年に金日成(キム・イルソン)主席と南北非核化宣言に合意した。その際に盧泰愚元大統領は「核の恐怖がない韓半島を実現する夢に向け大きく前進した」と述べた。これを受け韓国国内にあった米国の戦術核は撤収したが、その後も北朝鮮は極秘に核開発を続けた。完全にだまされたのだ。金大中(キム・デジュン)元大統領は金正日(キム・ジョンイル)総書記との南北首脳会談後、「北朝鮮は核開発を行ったこともなく、その能力もない。私が責任を取る」と公言した。当時の政権幹部らも「北朝鮮に核開発の意思はない」と明言した。北朝鮮にだまされたのか、あるいは韓国国民をだましたのかは分からない。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は2004年「北朝鮮は必ず核を放棄するだろう」「核実験に関する何の兆候もない」と発言した。当時の韓国統一部(省に相当)長官も「金正日は核開発という無謀な選択をする人間ではない」と主張したが、その直後に北朝鮮は最初の核実験を行った。こんなやられ方をすれば正常な人間であれば反省し、自らの考えを変えるはずだ。ところが共に民主党はそうではなかった。その後も北朝鮮が核開発に向け暴走を続けると、共に民主党は「米国のせい」と言い出した。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権は、4回目の核実験を行いICBM(大陸間弾道ミサイル)まで発射した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を露骨に擁護した。「金正恩氏の非核化の意志は明確だ」として米国のトランプ大統領(当時)に保証まで買って出た。昨年金正恩氏は核について38回も強調し、戦術核の開発まで明言したが、それでも「今も非核化の意志がある」と強弁した。

 北朝鮮が核開発を絶対に放棄しないという事実は共に民主党も知らないはずがない。しかし「南北関係改善」を韓国国内で政治的に利用するため「北核放棄」という虚像を築き、逆に北核の現実的な脅威に警鐘を鳴らす側を攻撃した。今金正恩氏が核の先制攻撃を自分たちの法律に明記するという事態に韓国は直面しているが、それでも彼らは沈黙を続けている。

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