尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が19日(現地時間)、英女王エリザベス2世の葬儀に参列した。
尹大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人は同日午前11時(韓国時間午後7時)、ロンドンのウエストミンスター寺院で厳かに行われた女王の国葬に参列した。
尹大統領夫妻は同日午前10時30分ごろ、葬儀場に到着した。尹大統領は黒のスーツ姿で、胸に太極旗(韓国国旗)のバッジを付けていた。金建希夫人は黒いワンピースを着て、ベール付きの黒い帽子を斜めにかぶっていた。
尹大統領夫妻は寺院内の南側の翼廊(十字型教会の腕に該当する部分)に座った。中央の通路に置かれた女王のひつぎを見る形になる方向だった。
女王のひつぎを基準に前列には新国王チャールズ3世をはじめとする英王族や英連邦総督らが座った。尹大統領夫妻は前から14番目の列を割り当てられて着席した。尹大統領夫妻2列前にはエマニュエル・マクロン仏大統領夫妻が、向かい側の同じ14番目の列にジョー・バイデン米大統領夫妻がそれぞれ座った。尹大統領は葬儀の前後におのずと主要国の首脳らに会ったとのことだ。
葬儀は英国で国王にのみ適用される国葬として厳かな雰囲気の中、1時間にわたって行われた。現地の生中継では、尹大統領夫妻が各国の首脳級の人々と共に席から立ち上がり、賛美歌を歌う様子もとらえられた。
この前日、ロンドンに到着した尹大統領はチャールズ国王が主催したレセプションに出席して女王を悼み、弔意を伝えた。
チェ・ヘスン記者