ウォン安防衛…韓国通貨当局、年内に80億ドルを市場に供給へ

 韓国政府は年末までに80億ドル規模のドル資金を国内の外国為替市場に供給し、急激なウォン安のスピード調整を行う方針を固めた。必要な場合、国策銀行と政府系ファンドも動員される。今月23日、国民年金が海外投資を行う際、韓国銀行が保有する外貨準備高を借り入れて使用するドルスワップ協定を結んだのに続き、国内の外国為替市場へのドル供給を増やすための対策だ。80億ドルは今年第1四半期の1日平均売買代金(639億5000万ドル)の13%にすぎないが、政府として可能な対策を全て動員することにした。

 秋経済副首相は25日、メディアのインタビューに対し、「造船会社にドル売りの外国為替先物予約需要があるが、市場でうまく消化できず、都市銀行と国策銀行で消化できるようにさまざまな仕組みを用意する」と述べた。ドル売りの外国為替先物予約は輸出企業が為替変動リスクを避けるため、将来の特定の時期にあらかじめ約束した為替レートで銀行にドルを売り渡すという約定だ。造船会社は船舶を受注した場合、船舶引き渡しの際にドルの価値が下がり、ウォン換算での収益が減少することを防ぐため、銀行にあらかじめ外国為替先物予約を入れる。しかし、最近の急激なウォン安ドル高で、企業ごとの為替予約限度が埋まってしまい、造船会社が外国為替先物予約に基づくドル売りができなくなり、外国為替市場でドル供給が減り、ウォン安をあおる原因となった。

 韓国政府はまた、7441億ドルに達する民間の海外金融投資資産の一部を国内に還流させ、為替相場を安定させる案などを検討することにした。企画財政部は「多角的な方策が検討されており、まだ具体策はまとまっていない」と説明した。韓国政府は国内企業の海外子会社などが保有している配当を国内に持ち込む場合、非課税とする法人税法改正案を提出した状態だ。政府関係者は「海外配当所得の国内流入を非課税にすれば、かなりのドル資金が入ってくる可能性がある」と話した。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

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