ソウル市のイベントで日帝強占期の憲兵衣装レンタル…「親日」と物議

近代文化イベントに日帝強占期の衣装貸し出し

ソウル市「事前合意のない衣装レンタル…代理業者の責任を問う」

 ソウル市が開催したイベントで、日王(日本の天皇)や日帝憲兵(植民地支配期の日本の憲兵、いずれも原文ママ)の衣装などを貸し出していたことが分かり、物議を醸している。ソウル市は事前協議がないまま衣装を貸与したイベント代行業者に法的責任を問う方針だ。

 23日と24日に開催されたイベント「2022貞洞夜行」で、開化期(1876-1910年ごろ)の衣装をレンタルする「貞洞換服所」プログラムを担当する業者が、事前協議なしに「日本の天皇」や「日帝憲兵」の衣装などをレンタルしていたという。ソウル市が25日に発表した。貞洞夜行は韓国の近代の歴史や文化を体験できるよう企画されたイベントだ。

 「貞洞換服所」プログラムでは開化期時代の衣装、つまり約100年前の男女の制服、男性のシャツ・ボウタイ(ネクタイ)・サスペンダー、京城(現:ソウル)の女性のドレス、大韓帝国初代皇帝・高宗の衣装、大韓帝国軍の衣装、開化期前後の男性用韓服、開化期前後の男性用洋服などを有料でレンタルしたが、レンタルリストには「日本の天皇」と「日帝憲兵」の衣装もあった。

 このため、韓国の近代文化を体験するイベントに、日帝強占期(日本による植民地支配期)を思い起こさせる衣装のレンタルや展示は不適切で、日王ではなく「日本の天皇」と表記したのも問題だという指摘が出ている。

 ソウル市はイベント代行サービス会社が「貞洞換服所」運営業者に事前協議承認された体験衣装を貸与するように取り決めていたが、市の承認なく現場で運営業者が「日本の天皇」の服と「日帝憲兵」の服を用意し、実際に「日本の天皇」の服を1回貸し出したということだ。

 市によると、事前協議で承認された体験衣装は、大韓帝国皇帝服、大韓帝国軍服、韓服、男女制服、女性用ドレス、男性用シャツ・パンツ・ボウタイなどだ。ソウル市はイベントを代行した業者の契約違反事項について責任を問う方針だ。

 ソウル市では先月、光化門広場のバス停留所に朝鮮総督府などが含まれている絵が設置され、親日騒動が起こったことから、即時撤去している。

チェ・ヒョジョン記者

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  • ▲23日と24日に開催されたイベント「2022貞洞夜行」では、日帝憲兵の衣装などを含む開化期の衣装がレンタル・展示されていた。写真=インターネット・コミュニティー・サイトより

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