【9月27日付社説】聞き取れない尹大統領の言葉に字幕付けて報道した韓国MBC、根拠を明らかにせよ

【9月27日付社説】聞き取れない尹大統領の言葉に字幕付けて報道した韓国MBC、根拠を明らかにせよ

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が米国での会議後、随行員たちに向かって発した言葉を報道した韓国MBCが名誉毀損(きそん)で警察に告発された。尹大統領は「事実と異なる報道で同盟を毀損した」と述べた。尹大統領の該当の発言は、動画をいくら繰り返して聞いても何を言っているのか分からない。不明確な雑音の後、「赤っ恥をかくだろう」というような言葉だけが聞こえる。ところが、MBCは22日午前、尹大統領の言葉に「国会でこの××たちが承認してくれなかったら、バイデンは赤っ恥をかくだろう」という字幕まで付けて報道した。大統領室はこれについて、米議会やバイデン大統領に言及した言葉ではなく、韓国がその会議でグローバルファンドに拠出すると約束した1億ドル(約144億円)を野党が吹っ飛ばしたら、赤っ恥をかくだろうという趣旨だった、と反論した。

【表】尹大統領「暴言」報道の流れ

 特に米国国内の問題にまで広がった「バイデン」という単語について、大統領室は「ナルリミョン(吹っ飛ばしたら)」だと言った。音声分析の専門家たちも「バイデン」とは断定できないという。前後の文脈上も「バイデン」と解釈するには無理がある。MBCはこの時、各放送局を代表してこの映像を撮影して送出した。大統領の該当発言を初めて報道したのもMBCだったという。MBCは尹大統領の発言内容を大統領室に確認していない。慎重に報道をしてほしいという要請も無視した。第一報が出る2時間前から、インターネット上には大統領発言編集動画や内容に関する文章が飛び交った。

 MBCは「最大限自制して動画を上げ、何の解釈も付けずに発言内容をそのまま伝えた」と言っている。もしそうならば雑音なしできちんと聞こえる動画を公開すべきだ。そういう動画がないなら、誰が何を根拠に、よく聞こえない言葉にあのような字幕を付けて報道したのか、理由を説明しなければならない。これは言論の自由とは関係ない。取材源を明らかにしろというのではなく、一般の人々には聞こえない言葉を明確に聞いたと報道したのだから、その経緯を説明しろと言っているだけだ。

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